- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781607788
感想・レビュー・書評
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本に出てくるすごい人達のテーマ
・土地から見える歴史、忠臣蔵の件
・ハゲ
・皇室とハゼ研究
・ウィルス
・政治と切り離せないアメコミ、キャプテン・アメリカの流浪(ウォッチメンを見てる荒俣氏に脱帽)
・インドでは渋滞学が通用しない。
・お遍路に見るドラマ
たまたま手に取ったのが。徳川家康の街づくりの話。最近ドラマもあったので、何となくそこから興味を惹かれて読み進めていった。
ただ、入り込めない話も多々あって
興味のないものに触れるのもたまには良いかなとつらつら読む。
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竹村公太郎、鈴木晃がおもしろかった。オランウータンと熱帯雨林の会(MOF)
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専門家の面白い話が読める。
対談形式はわかりやすくていいな。
四至本アイさんとの対談に実際に会ったという柳原白蓮の話が出てきて興味深かった。
(今、朝ドラに登場しているので)
大正3大美人と言われ、普通の人とは全く佇まいの違う貴族ののお姫様だったらしい。 -
荒俣宏さんが気になる15人の方々と対談したエッセイ本。
正直、ボクは知らない人が多い。・・・というか、15人のうち、知っているのは福岡伸一さんくらいかな。
荒俣さんは中学生のころから、読んで感動した本の著者に手紙を書いたり、勝手に弟子入りするようなことをしていたらしい。年を経たいまも、やはり気になる人に直接話しをうかがうのが好きなようだ。
世の中に数多いる人の中から、「この人が気になる!」という人を見つけることは、情報が溢れている今だからこそ、大切になるのだと思う。いまはTwitterのフォローなんか日常的だし、自分のメンターを見つける、なんてこともビジネス書などには書いてある。でも、「気になる人」「一流の人」「第一線の人」に直接あって話しを聞くことは、もっと深く、大切にすべきことなのかもしれない。荒俣さんのこの姿勢は学ばなければならないな。
この本に出てくる方は次の15人。
大学の先輩であり、独自の視点から日本を読み解く、竹村公太郎さん
渋滞学の、西成活裕さん
ウィルス学の最前線を行く、高田礼人さん
ハゲの話しで盛り上がる、板見智さん
江戸時代のそれぞれの藩の好奇心の話しが面白い、鈴木一義さん
天皇陛下とも葉山御用邸でハゼを採取された、林公義さん
演歌を文化人類学から解く、船曳建夫さん
映画評論家の、町山智浩さん
オランウータンの社会を読み解く、鈴木晃さん
クジラと日本の関係を話す、小松正之さん
動的平衡の、福岡伸一さん
救急医療の最前線にいる、浜辺祐一さん
中国で建築を進める、迫慶一郎さん
女性の近代日本の最前線にいた、四至本アイさん
四国お遍路さんがとても印象的だった、早坂暁さん
世の中には、こんなにも知らない「すごい人」がいる。だから、興味が尽きることがないんだな。 -
筆者である荒俣宏がすごいと思う人15人との対談集である。学者が多いが、評論家やコラムニストもいる。確かに個々にはその道の専門家で地位ある人なのでそれなりにすごい人である。対談で荒俣宏も知らなかった学説なり解釈なりエピソードが開陳されているが、すごい話といえども、へえ~、ふ~んという軽い驚きの域を超えないものが多い。
もとは雑誌連載とのことで、限られた紙面で非専門家を読者と想定しての対談ではこれ以上深くつっこむのは難しいのだろう。対談相手の顔ぶれを見てこの本を読むかどうかを決めるのもいいと思う。