- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781609232
感想・レビュー・書評
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ドイツでは、車輪の下は落ちこぼれの意味を含むという。
ヘッセの自伝的小説というが、若者のやるせない葛藤はいつの時代でも変わらない。
一見しっかりしているようで、内面は自信や確信が持てずに揺れ動く青春の軌跡が、自分にも重ね合わせられるのではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
周囲の期待がプレッシャーになってつぶれる若者。今の時代でも、形を変えて残っているようにしか思えない。
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最後別に死ななくてもいいじゃないかと思った。
人間いろいろ抱えていて、ある日ぷつんとなにかが切れて、死んでしまうのかもしれない。だから、どんなに些細なことでも、悩んでいるひとがいたら、手を差し伸べたいと思う。 -
"なんのためにこんなに勉強しなければならないんだ?"
「生きてりゃいろんなことがあるさ
喜びも悲しみもね
あたしらには両方必要なことなんだ
けど忘れちゃならねぇのは
そいつらを選んでいるのは自分ということさ
よくも悪くもね
それが生きてるってことなんだろうさ」
深い………
が
切ない…………
あんまりでしょー………。
周りに翻弄されて自分が爆発しちゃったとしても、翻弄される道を選んだのは結局自分なのね。
酷だ……。
たくさんの選択肢に溺れて自分を見失うことの怖さ。 -
誰もがハンスの様に悩んでいる。結局死なない様に生きていくしかない。