ひきだしにテラリウム

著者 :
  • イースト・プレス
4.16
  • (331)
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  • (13)
  • (7)
本棚登録 : 2698
レビュー : 241
  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781609485

作品紹介・あらすじ

「湖底の春」「恋人カタログ」「かわいそうな動物園」「龍の逆鱗」「記号を食べる」「代理裁判」「遠き理想郷」「すごいお金持ち」「えぐちみ代このスットコ訪問記」ほか千変万化の発想と筆致でおくる、九井諒子のショートショート全33篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ〜コレは面白い。

    4コマ漫画ではなく
    ちゃんとオチのある
    掌編漫画があったとは
    ちょっと驚きでした♪

    コメディに昔話に
    SFにファンタジーにホラーもどき、
    短くて2ページ、
    長くても7、8ページの
    切れ味スルドいショートショート33篇を収録。


    社長令嬢との交際に不満を持った男は
    タイムマシンで将来出会うハズの異性を調べようとするが…
    「恋人カタログ」

    何か不安になるたびに脳内裁判を開く女性が笑える
    「代理裁判」

    唯一の楽しみである就寝前の読書。しかし彼女には
    ある特技があったのだ…(笑)
    「ノベルダイブ」

    イマジネーションを刺激する
    ○△□の調理方法に思わずツバを飲む(笑)
    「記号を食べる」

    ほんわか旅行記と
    サスペンスが見事に調和した
    (名作映画「太陽がいっぱい」が浮かんだなぁ〜)
    「えぐちみ代このスットコ訪問記」

    お金があるって滑稽なんやね(笑)
    「すごいお金持ち」

    猫の女の子の健気な努力を描いた
    「かわいくなりたい」

    イジメをテーマに紙芝居をすることになった中学生たち。
    話を練るうち、
    やがて紙芝居はとんでもないスケールの歴史絵巻へと変貌を遂げていく…(笑)
    「遠き理想郷」

    恋人や職場のストレスに悩む男は
    やがて宇宙に魅せられ…
    最後の胸キュンオチは反則!(>_<)
    「スペースお尺度」

    サンタ派遣会社を舞台に
    サンタクロースへの夢破れた
    年老いたカナダ人が起こす奇跡(笑)
    「夢のある話」


    なんかがお気に入りです(^O^)


    特に「夢のある話」は
    少し膨らませて
    映画化して欲しいなぁ〜(笑)

    監督はラッセ・ハルストレムかティム・バートン、
    もしくは「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネで(笑)

    サンタの夢破れたカナダ人には
    ハーベイ・カイテルかビル・マーレイ、
    もしくは
    アンソニー・ホプキンスあたりでどうでしょう(笑)


    しかしまったく違うテイストの話を描き分け
    しかも総じて
    オチのレベルが高いのがスゴいし、
    気軽なショートショートだけに
    何度となくまた読める
    耐久性も抜群です。


    すべての出演者を見つけるのも楽しい
    凝りに凝った表紙カバーがまた
    素晴らし過ぎます!

  • 多くを活字で語らず、きちんと絵・ストーリーで伝えるSF風味短編集。好み。

  • ひきだしにテラリウムという名のとおり、ひきだしの中に広がるひっそりとした小さな森のように。奥に進めば進むほど、不思議で違和感があって、でも優しい世界。
    九井さんは本当にストーリーテラーだな。ダンジョン飯の人って、後から知って案外びっくり。

  • 「竜のかわいい七つの子」に感動して購入。五刷。まず表紙から感服。学生服着た少年が机の上に乗って狼の様な式神に指示してる図にしばしうっとり(帯が邪魔)。全部ショートショートで、見事に様々な絵柄とストーリーなので頭の切り替えが難しい程それぞれ唸るほど面白い。奇想天外な話だけど、ラストはほこっとしてしまう、悪意を全く感じられないブラックユーモアが魅力的。加えてこの画力。かなり迷うけど「神のみぞ知る」「こんな山奥に」「まる しかく さんかく」は忘れられないだろう。きっと読者のお気に入りは分かれるという気がする。

  • イメージしていたものとは違い、今読みたいタイプではなかったものの斬新ではありました。

    恋人カタログは好きだな。

  • お菓子の詰め合わせのように、どこから読んでも美味しい。話の内容はもちろんのこと、絵柄も豊富でわくわくした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「どこから読んでも美味しい。」
      九井諒子は買いである。
      「どこから読んでも美味しい。」
      九井諒子は買いである。
      2014/04/07
  • なかなか、深いお話ばかりですね。ひねりがあるのかないのか、わかんない作品もあるのですが、私の知識不足ですね。(たぶん・・・)高野文子さんの作品も思い出しました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「高野文子さんの作品も」
      へー九井諒子は高野文子に近いのか?
      実は一冊買って積んであるのです。。。
      「高野文子さんの作品も」
      へー九井諒子は高野文子に近いのか?
      実は一冊買って積んであるのです。。。
      2013/07/19
    • あんてぃーく・ろーずさん
      nayancomaruさん
      高野文子の「絶対安全剃刀」です、私が思い出したのは・・・(*^。^*)・・・・ちょっとシュールというか、ブラック...
      nayancomaruさん
      高野文子の「絶対安全剃刀」です、私が思い出したのは・・・(*^。^*)・・・・ちょっとシュールというか、ブラックというか・・・その辺が近い感じがします。あくまでも個人的感想ですが。
      2013/07/20
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ちょっとシュールというか」
      昨日「竜のかわいい七つの子」読みました!何と言うか、確かにシュールなのに、サラっとしていて
      ホロっとさせられた...
      「ちょっとシュールというか」
      昨日「竜のかわいい七つの子」読みました!何と言うか、確かにシュールなのに、サラっとしていて
      ホロっとさせられたりして、なかなか良かったですヨ!
      そうそう高野文子よりマイルドかな。。。
      2013/07/29
  • 各話どれもセンスの塊。
    ショートショートとしてすっきりきれいに楽しいし、絵柄も毎度どストライクに合わさって最高、大好きです。
    「記号を食べる」が一番「発想力…‼︎」と思いました。

  • 一話一話の余韻にひっぱられるので、一気にたくさんは読めません。
    少しずつ、少しずつ、丁寧に読まざるをえない良作漫画。
    多くを語らない面白さがここにはあります。

    ・・・せっかちな人は読みにくいかも。

  • 魂消た、といって良いくらいに驚いた。
    星新一のセンス、岡崎二郎のワンダー、竹宮恵子の感性。一流の本格ミステリ作家の技量も兼ね備えている。
    現代日本が生み出したクールジャパンwの一つの結晶。
    「かわいそうな動物園」はここ数年味わったことの無い鳥肌を感じた。
    持ち上げ過ぎず、潰さず、永く創作してほしい、とてつもない才能。

  • ぼくは基本的に女性作家の漫画で読み返す漫画が数える程しかないなと最近気づいた中で、結構な頻度で手にとる。
    短編で読みやすいということもあるけど。
    恋人カタログ、猫の女の子のお化粧の話、脳内裁判の話が好き。
    同じ作者とは思えないほど絵柄も、ストーリーも多岐に渡って退屈させない。
    遠回しに哲学的で、作者の中の危惧?や疑問をポイと軽くパスされ、銀河鉄道999を読んでるようなそんな考えるということにもなる。

  • 絵のうまい漫画はそれだけで幸せになれる。
    「わたしならこうするのに」が浮かばない筋書きに出会うと寿命が伸びる。

    代理裁判とノベルダイブとかわいそうな動物園が特に好きです。

    あとすき間に挟まってるひとこまもハイセンス。

  • ショートショートの詰まった一冊。
    既刊二冊も短編集で独特の味があり、コミック界で話題になった九井さんの作品。おもしろくないはずがない。
    くすっと笑えたり、よく考えるとダークだったり、シリアスに見えてコメディだったり、福袋をあけるようで楽しい。

  • ・すれ違わない
     鼻に面妖な棒を刺せば、相手の本心がわかるって、便利だけど鼻はイヤ。

    ・湖底の春
     諺の謂れって面白いの多い。

    ・恋人カタログ
     終わり方がよく分からなかった。

    ・恋
     取り除いちゃうの?ハカセ―。哀しいキモチになりました。
     (関係ないけど、“悲しい”と“哀しい”の違いって、なんとなくわからんと思ってググったら、ほ~!となったので書き留めておく。↓
     漢字の成り立ちから見ると、“悲”の「非」は羽が左右反対に開いた形から割れるという意味を表し、悲しいは「非+心」で心・胸が裂けるような切ない感じを表す。
     “哀”は「口+衣」で思いを胸中に抑え、衣で口を隠して咽ぶことを表しており、悲しいよりも哀しいの方が、心の中に思いを閉じ込め、胸がつまるようなかなしい心情を表現でき、より詩的で主観的である。)

    ・かわいそうな動物園
     なんでオリーブなんだろう。。。花言葉?

    ・ノベルダイブ
     ノベルダイブ…あるなぁ。ラストでホッとした。

    ・記号を食べる
     “まる”が一番美味しそう。

    ・旅行へ行きたい
     九井さん、栃木出身なのかな?

    ・ピグマリオンに片思い。
     ピグマリオンとはなんぞ。

    ・春陽
     ウサギとハムと金魚しか飼ったことないけど、うかつにペット飼えない。

    ・秋月
     重低音が少し鳴って「そんなに怒るなよ」と聞こえた気がした。なーんかいい。

    ・かわいくなりたい
     ビフォー→アフターがすごい。

  • ダンジョン飯につながるまるさんかくしかくなどなど。おもろい。

  • ショートショート集。 SFとファンタジーのセンスオブワンダーに溢れた秀作がぎっしり詰まっている。 絵柄も内容に合わせテイストを変えたり、 モチーフそのままを展開するのでなくて一味効かせている。 各作品に共通しているのは同時代的な心の機敏。何度も読み返したくなる一冊。

  • ショートショートとして綺麗に仕上がっているのが多くてよかったです。

  • 「湖底の春」「恋人カタログ」「かわいそうな動物園」「龍の逆鱗」「記号を食べる」「代理裁判」「遠き理想郷」「すごいお金持ち」「えぐちみ代このスットコ訪問記」ほか千変万化の発想と筆致でおくる、九井諒子のショートショート全33篇を収録。(Amazon紹介より)

    少し不思議なお話の波に流されて、そのままどこか遠くの国へ行けそうな本です。

  • すごい。ネタバレを避けて感想を書くのは難しいけれども、考えさせられる話が多く、またページをめくって驚かされたのは何回あったか。読み切る頃に「これは、そういうことだったのか!」と思わされた。

  • 九井諒子さんは四次元ひきだしを持っている。

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