【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来

  • イースト・プレス
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本棚登録 : 135
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781609959

作品紹介・あらすじ

ユーザーの創造性を連鎖させるインターネット・コミュニティ「ニコニコ学会β」が可視化した、知的生産の最前線。

感想・レビュー・書評

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  • 『南極点のピアピア動画』(野尻抱介)と連続して読むと、フィクション(ピアピア動画)と現実(ニコニコ学会β)の境い目がなくなって最高だった。
    「ニコニコ学会βはTEDを超えてた」と言う言葉にハッとした。TED より ニコニコ学会β、YouTube よりニコニコ動画、ここに日本らしさが爆発しているんだなと。
    ついでにいうと、本書も似たような題材の『オープンサイエンス革命』よりも日本らしいのが面白い。

  • 研究者はまずレベル1で最強の勇者に挑むべき

  • ニコニコ学会βのあらまし。序盤の研究及び学会の意義の整理部分は目の醒めることばかり書かれていておもしろい。中盤以降のニコニコの特徴を活かしたイノベーション、ニコニコ学会βについては活動記録を留めている印象が強く、味気なかった。5年の活動期間が定められているものの、今後も社会におもしろさを提供し続けてほしいし、情報分野ばかり取り上げられている学会βの現状が変わってほしい。

  • ユーザーあってのクリエーター。
    クリエーターあってのユーザー。

  • ニコニコ学会βという一つの事例を通じて、オープンイノベーションやオンラインコラボレーションを実現する上で重要なことを知ることが出来た。本に出てきた人と会って話してみたいと思った。

  • チェック項目3箇所。YouTubeは、「使いやすい動画アップロードツール」という方向に機能を進化させ、ユーザーもそのように使っている、これに対してニコニコ動画は、「動画をもとにコミュニケーションをする」ことを志向している、ニコニコ動画にはコメント機能があり、YouTubeなどの動画サイトとは違って、あるユーザーが入力したコメントは動画の上を右から左に流れる。研究とは、仮説を立てて、それを検証するというプロセスを指す言葉だ、そのときの検証方法に特徴があって、自分以外の人でもそれを検証できるようにすることという制約がついている、このプロセスにあてはまれば研究といえる、つまり、研究しようと思ったら特に資格もなにもいらない。30年前よりも10年前のほうが、10年前よりもいまのほうが、社会は多様化して、みんなそれぞれの「自分の好きなこと」を追いかけられるようになってきた、なんとなく発展途上な国より、先進国っぽい国のほうが、人は自由そうですよね、みんながテレビを見ていた時代より、いまのほうが「じぶんだけのもの」を追えるようになっていて、それは幸せだと思います。

  • 研究をわかりやすく見せる独自の仕組みを持つ。
    研究とは仮説を立てて、それを検証するプロセスを指す。その仮説が正しいあるいは間違っているということを検証する方法を他人と共有できるようにしておく必要がある。仮説があっているかどうかよりも検証方法が他人に開かれていることが重要。つまり、他者による検証可能性こそが研究の本質。
    研究者は職業ではなくライフスタイル。
    専門的な集団の中で自らの研究価値を高めることも研究者の使命ではあるけれど、世の中の人をどれだけわくわくさせらたかというのも、もう1つの使命。

  • この本の内容はそれほどでもないけれど、ニコニコ学会βの活動にはわくわくさせられる。
    5年限定とは知らなかった...。

  • 2013 8/14読了。Amazonで購入。
    これも発売直後に買ったまま読まずにいた本。
    サマーキャンプ参加を機に購入。

    内容は『研究してみた』とも重なりつつ、より理念/背景面を拡充した感じ。
    理念には賛同しつつ、発想の元となったニコニコ動画の要素が、技術部とボーカロイド界隈に偏りがちなのがちょっと気にかかる。
    よりここでいう「研究」的なものへの参入障壁が低そうかつパイの大きな界隈・・・歌ってみた/踊ってみた/実況/生主/ボカロあるいはアイマスP当人、たちの参加を促す方法とかないもんか、みたいなことは考えるがどんなもんか。
    批評界隈の参加が出てくると人文系とか社会系っぽくもなるし、ネイチャー・ポケットみたいなのや猫動画なんかで生物系の要素も。ある・・・か?

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プロフィール

(ニコニコ学会β実行委員長・プログラム委員長)
1997年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。メディアアーティストとして、「sensorium」でアルス・エレクトロニカ賞グランプリを1997年に受賞。国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員として「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究を続ける傍ら、2011年11月に「ニコニコ学会β」を立ち上げた。おもな著書に『進化するアカデミア』(イーストプレス)、『ニコニコ学会βを研究してみた』(河出書房新社)、『パターン、Wiki、XP』(技術評論社)。

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