- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781611037
作品紹介・あらすじ
岩手と宮城の狭間に秘かに存在する「月ノ森」。ここの地で湧水「命迦泉」の番を始めた二人は、様々なものと巡り逢う。人と、人にあらざる者と…。中国をはじめアジア各地の神仙、怪異譚や幽霊話を手掛けてきた著者が、初めて出身地・東北を舞台に紡いだ再生物語。
感想・レビュー・書評
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大切なものを失くした二人・駿矢と姪の真弓子は招かれ、山に帰ることを決めた。岩手と宮城の狭間に秘かに存在する「月ノ森」へ――。
この地で湧水「命迦泉」の番を始めた二人は、様々なものと巡り逢う。人と、人にあらざる者と……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
83:勝山さんの、日常の中に混じり合った非日常感というか、フワッとした感じがすごく好き。読んでいてやさしい気分になれるファンタジーでした。「これは実はこうだったんだよ」とすべて謎解きされないのもまたイイ。
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面白かったけど、最後で一気に進むのが違和感ありでした
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半分ファンタジー的で、過去でも未来でもありそうな、日本と思われる田舎の話。
なんか、文体は合うので読めるけど、面白さはよくわからない。
うん。
なんだろうな。
現実的なのにファンタジー的という(月ノ森の話ではなくて、世界観が)ことで、なんか作者には世界があるんだろうなーとは思うのだが、読者的に読み取れるのは書いてあることだけなのでなんか熱量が合わない。
同じ世界観の別の話とかあったりするのだろうか。いや、なさそうだなぁ。 -
ちょっとドキドキしたが、なかなか良い雰囲気の物語。
複線の書き方もさりげなくて良い感じ。 -
叔父と月の森に来た真弓子。真弓子達の日常の中に少し不思議な事がちらほらと。
代理母とか亜久理の兄とか設定がいっぱい出てくるんだけど、特にその後の描写もないまま散在して消化不良な印象。 -
近未来の東北の、とある地域で繰り広げられる人々の日常。同作者の「狂書伝」もそうだったけど、この物語も主人公が誰なのかハッキリせず、焦点がぶれてとっ散らかった印象が否めない。まぁ地方の町のスローライフ的な群像劇だと思えば、食事や自然描写などホンワカして良く書けているので受け入れやすいかな。でも唐突に、中途半端に、超自然的なファンタジー現象が混じるので、結局何を目指してるのか理解不能な点も。。。
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真弓子の一夏の物語。不思議なことがいくつか起こって、それらが一体何だったのか何の説明もされていなくて、読んでいるときはその投げっぱなし感が気になってしょうがなかったんですけど、読み終わった後には何故だかほっこりしてしまいました。不思議です。