- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781611372
作品紹介・あらすじ
僕を救ってくれたのはディズニーランドだった。気鋭のコラムニストが自らの実体験をもとに描いた、笑えて、泣けて、ためになる、青春エンターテインメント。
感想・レビュー・書評
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小説だと思ってたけど、ドキュメンタリー?
主人公がわたしと同じ歳だった。学生時代に友達といったシンデレラ城、数年後に大人になってからいったら中身が変わってたけど、懐かしい…と思いながら読んだ。結局彼は夢の国に通い続けて何か見つけられたのだろうか? -
ワクサカソウヘイはすごいです。前著「中学生はコーヒー牛乳で…」もかなり素晴らしい作品だったけど、この本もまた素晴らしい!真性ほんわか狂人であり、純正TVブロス系の遅れてきたヒーロー。ぜひこれから渋谷直角のように売れてほしいと思う。
本の内容は、ほぼ本人と思える主人公がニートながら年間パスポートを買ってディズニーランドに通い続けるという私小説。
しつこすぎる笑いの小ネタの飛躍感が、いかにも王道サブカル系のモテない童貞感があってよい。
中身はほとんどないけど、これだけ妄想的な内容ながら、USJに浮気するシーンの罪悪感や、子供っぽいランドに嫌気がさしてシーに憧れたり、クライマックスに近づくに連れて主人公とディズニーランドの関係が煮つまってくるところが描かれて、かつそんなめちゃくちゃな状況に共感できるように描写されてることがすごいことだと思う。
と、期待値あがりまくっただけに、ラストがちょっといい話ふうに終わったのは残念。もっとこの人にしか出せない唯一無二のクレイジーさを発揮してほしかったなあ。
とにかく間違ったディズニーランドの楽しみ方というジャンルでは堀井憲一郎を超えそうな逸材。だからワクサカ、お前の本売るために「まちがったディズニー」コーナー作るよ!そして5冊くらいはがんばって売るからね! -
最後が気になって読み進めていましたが少しモヤッとしてしまう終わり方でした
でも所々にあるディズニーの豆知識や個性的な主人公の言動はおもしろかったです。 -
自分では体験できないようなことだらけだった。
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寂しい物語なのか?人生を知る物語なのか?
これは読み手によって、受け止め方は違うかもなぁ(^^)
23歳の仕事も恋人もいない、ただヒマは腐るほどある主人公が、『夢と魔法の国』へ現実逃避に毎日出かける物語です。
ひたすらアトラクションに乗りまくり、そこから人生のヒントを読み取ったり、取らなかったりと紆余曲折の日々(笑)(笑)(笑)
でも、最後の章では、実に簡潔にアトラクションの様が纏められていて、あぁ~~確かにそんなだったと懐かしめたり、懐かしめなかったり(笑) -
もしかしたら僕は人間未満、亡霊未満の存在なのだろうか。
「迷子になったんじゃない。まかれたんだ」 -
青春小説であり旅行ガイドであり啓蒙書でもある…のか?
長い人生の中でこれくらい無駄に時間とお金を使うときがあってもいいかもね。いつかなにかの役にたつかも。いや、たたないかも。いやいや、たつかも。やぱたたないかw