アベノミクスを阻む「7つの敵」 消費増税と「トンデモ経済学」を論破する (知的発見! BOOKS 020) (知的発見!BOOKS)

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  • イースト・プレス
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781611464

作品紹介・あらすじ

"彼ら"は敵か、味方か…経済ニュースの深層を見破れ。

感想・レビュー・書評

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  • ・リフレ応援サイドからの安倍エコノミクス紹介。
    ・ことばづかいが荒い部分もある。
    ・勉強になる。
    ・〔蛇足〕消費税率UPへの評判は、アベノミクス賛成派の間でも良くなかった。
     この点への説明として、本書では「木下さん・財務省の圧力。安倍さん発の案ではないし責任はない」という説が展開される。
     残念ながら、私には政治の裏話などわからないし、政治家のおっかけでもないから興味がない。そして、わからない事柄について人間には「信じたい方を信じる」心理傾向があるらしいので、判断を保留したい。


    【目次】
    目次 [003-008]

    序章 安倍晋三に消費増税を決断させたのは誰か――「木下財務省」に踊らされた残念な人々 009
    消費増税とは「木下増税」である 010
    財務省の「ご説明」で落ちた人、逃げた人 014
    「○日ぶり○回目の増税決断」の真相 021
    誰が、いつ判断を誤ったのか 027
    「増税なしに予算は組めない」のウソ 032
    つくられた「増税政局」 039
    7つの残念な経済理論 041

    第一章 日銀が動けば、物価は上げられる!――「金融政策無効論」のウソ 045
    「マネタリーベースを増やしてもマネーストックは増えない」のウソ 046
    金融政策で物価が上がるカラクリ 050
    バブル崩壊に見る金融政策と実体経済の関係 058
    日銀の「不作為」を後押しした残念な人々 062
    私の話に耳を傾けなかった民主党幹部 066

    第二章 「借金」が減っても、何も解決しない!――「財政再建至上主義」のウソ 071
    大事なことなので何度でも言います 072
    回復傾向にある日本のプライマリーバランス 076
    なぜ「財政再建=増税」に固執するのか 080
    「失われた加年」の真相 083
    執行不可能な法律は憲法違反だ 086
    「税収不足=社会保障の危機」は本当か 088
    「小泉改革で格差拡大」という大ウソ 094
    悪魔に魂を売った与謝野 101

    第三章 土木工事だけでデフレは脱却できない!――「公共政策万能論」のウソ 103
    双子のバカ兄弟――公共事業と産業政策 104
    「バランスシート不況説」というゾンビ 106
    震災対策を理由に地元に道路をつくる人々 109
    公共事業の「効果測定」は難しい 115
    麻生時代、民主党時代の景気対策を検証する 118
    1975年に死亡していた「公共事業万能論」 122
    「国土強靱化」に経済合理性はあるのか 128

    第四章 官僚に「成長産業」はつくれない!――「産業政策万能論」のウソ 135
    産業政策の「4つの特徴」を論破する 136
    炭鉱斜陽化の時点で死んでいた理論 139
    最大の産業政策「農業」の保護にかかるコスト 142
    100%成功していれば原発問題はなかった 149
    産業政策は次に流行るラーメンの予測と同じ 153
    政府方針を無視して成長した自動車産業 157

    第五章 いっきに景気回復する「魔法」などない!――「構造改革至上主義」のウソ 161
    そもそも「構造」「改革」とは何か 162
    帰ってきた竹中平蔵一派の言い分 166
    「構造改革」は戦前以来の日本の伝統芸能だ 170
    構造改革とアベノミクスの違い 172
    構造改革と新自由主義の違い 178
    完全自由競争は新自由主義の敵である 181
    「改革」に賛成するバカ、反対するバカ 185

    第六章 「苦難に耐えて成長」なんてありえない!――「清算主義」のウソ 189
    「悲観論者」の目的は何か 190
    ひとたまりもない経済理論 193
    「新陳代謝」で経済はよくなるか 197
    「資本主義崩壊論」が本当に崩壊させたもの 200
    日本人はケインズ政策を誤解している 205
    「ハルマゲドン思想」は現実逃避にすぎない 207

    第七章 「日本ダメ論」は、やっぱりウソだ!――「反成長論」のウソ 211
    「再分配」が機能すれば経済成長は不要か 212
    そもそも「経済成長」とは何か 215
    主張を180度変えた大新聞の論説委員 220
    最後にすがりついた砦「人口デフレ論」 226

    おわりに 「身内の論理」が、すべての失敗の原因である [232-238]
    誤った情報で対米開戦を決断した日本/国益より「身内の論理」を優先する愚/バカはスパイに利用される

  • 著者は、相手をバッサリ切り落とす文章が多く、こんなこと言って大丈夫かなとこっちが心配になるくらい痛快な内容になっている。
    著者の言う通りだとしたら、日銀のメンツを保つためにだけに日本の15年が失われたことになる。
    著者の言う通り、政治家や官僚が常に正しいことを考えてる訳ではなく、人間だから自分の保身に走ることもある。
    それが、イチサラリーマンだろうと国家の中枢を担う人間だろうと根本は変わらないということ。
    そう考えると恐ろしい。。
    そんな個人的な感情で、国が左右されてしまうこともある。
    戦争になることもある。
    選挙で選ばれた人だから、選んだ人にも責任はある。。真剣に日本のことを考えよう。

  • 相変わらずの上念節で好き嫌いが分かれるところでしょう。

    アベノミクスに対してこんな政策とんでもない、と声高に叫ぶ人たちの『ウソ』を1つずつ論破していく。
    7つのウソとは①金融政策無効論、②増税原理主義、③公共事業万能論、④産業政策万能論、⑤構造改革至上主義、⑥経済ハルマゲドン思想、⑦人口減少による反成長論だそうです。

    分かり易く書かれているので、経済についてよく分からないという人でも一通り理解できるようになっていると思います。

  • 内容があまりに専門的すぎて、経済に詳しい人は理解できるんでしょうが、私には全く理解できませんでした。

  • 既得権益を守ろうとする行政と政治家が産業政策や財政再建至上主義、新自由主義など抽象的な言葉を使って自分たちの思いのままにルールを作り変えようとしている流れを読み取ることが出来る。ただ一般人たちがこの流れを理解できるのかといったら、とても難しいと思わざるを得ない。テレビや新聞などたくさんの経済の関係者がそれぞれ自分の意見を話しているが誰が正しいのかそれを見極めるにはやはり経済を勉強をして自分なりの意見を持って判断するしかないのが実情である思う。

  • 経済問題にはなぜデマが蔓延っているのか。経済は難しく、予想不可能な問題。だから正解も攻略法も存在しないのではないか。そんな気がしてならない。

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