世界はきみでできている (アズ文庫) (AZ BUNKO)

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781611716

作品紹介・あらすじ

大手法律事務所に勤務するエリート弁護士、上條悠海は『悪魔』の異名を持つ完全無欠の超辣腕なのだが…。プライベートでは同居中の元同僚、甲斐雅敬にデレデレの自称『デレ弁』に。二人は大学の同期で昔から家族ぐるみのつきあいをしてきた仲。雅敬が天涯孤独の身となった一年前から、彼を心配する上條の押しかけ同居が始まった。そして上條から好きだと告白され、以来、雅敬はハグ攻撃・妄想アピール口撃に晒されることに…。

感想・レビュー・書評

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  • ▼あらすじ
    大手法律事務所に勤務するエリート弁護士、上條悠海は『悪魔』の異名を持つ完全無欠の超辣腕なのだが…。
    プライベートでは同居中の元同僚、甲斐雅敬にデレデレの自称『デレ弁』に。
    二人は大学の同期で昔から家族ぐるみのつきあいをしてきた仲。
    雅敬が天涯孤独の身となった一年前から、彼を心配する上條の押しかけ同居が始まった。
    そして上條から好きだと告白され、以来、雅敬はハグ攻撃・妄想アピール口撃に晒されることに…。

    ***

    総合評価は★3.5ぐらいかな…。
    今まで沢山BL小説を読んできたつもりだけど、ここまで受け→←←←←←攻めなお話は読んだ事ないかもしれない…(笑)
    それぐらい、受けに対する攻めのデレッぷりが凄まじい作品です。

    受けも攻めも弁護士、という事で難しい話が多く読み辛いのかと思っていましたが身構えていた程ではなく、お仕事してる描写はきちんとあれど気軽に読める部類でした。
    然り気なく両方の視点で描かれているので心理描写の部分も問題無いです。

    ただ、攻めの性格は好みが分かれそうだなぁ〜…と思いました。
    と言うのもまぁ、とにかくコント並に良く喋る喋る(笑)
    弁護士だし、恐ろしく口が立つという設定故に仕方無いとは思いつつも上條の愛情表現(主に口でのアピール)はちょっと異常なレベルで、あまりにぶっ飛び過ぎててちょっと引いてしまいました(笑)
    ラブシーンでもずーーーっと喋ってるのでムードなんて皆無だし、最終的には「こいつ感じてるのか…?」と思ってしまうほど。
    受けを溺愛する攻めのお話は嫌いじゃないですが、個人的にはもう少し大人しい攻めの方が良いなぁと思いました。

    そんな攻めとは反対に受けの雅敬は落ち着いてるし慎ましやかだし、「〜かな」っていう口癖(?)もちょっと可愛いし、攻めがあんなんだから余計、好感が持てました(笑)
    寧ろ雅敬の天然ジジキラーっぷりをもう少し詳しく見せて欲しかった…!
    “最凶のシルバーハーレム”だなんて見たいにも程がありますよ!(笑)

    まぁ、攻めのキャラが濃過ぎるせいで全体的に面白味が欠けてしまった感は正直なところ否めませんが、雅敬を誰よりも大切に想っているのはきちんと伝わって来ましたし、二人の会話のテンポも決して悪いものではなかったのでこの評価で。

  • こんなに、とりすがるイケメン。ほだされるし、皆に愛されている素敵な男性。
    素敵な組み合わせでした。ただ萌えきれなかったです。

  • 弁護士×弁護士。『悪魔』と囁かれる辣腕のエリート弁護士と、彼の元同僚だったけど祖父の氏を機会に独立してマチ弁となった弁護士同士…と見せて、実はデレ弁×ジジキラー!面白かったです。

    最近急にツボにはまってしまった同居ものでした。天涯孤独になってしまった雅敬の家に、ここぞとばかり押しかけて住みついてしまった上條。雅敬に恋情を抱いていることを自覚して、仕事でも役立っている持ち前の舌鋒とポジティブな性格を武器に、困惑しまくりな相手を推して押して押しまくります!

    上條の非道なまでに相手をバッサリとやり込める表向きの顔と、愛する雅敬の前で見せる素の顔の優しさと砂吐きそうなセリフとのあまりのギャップの大きさが笑えるし、憎めないのです。上條は、ほんとに弁護士が天職だと断言できます。
    屁理屈減らず口にも、ちゃんと理にかなっていて相手に有無を言わせないのはさすが。
    思わず雅敬が苦笑してしまう気持ちに共感してしまいました。

    テンポのいいストーリー展開で楽しく最後まで読めました。
    …ただ、ちょっと何かが足りないんですよね…
    同居ものだからもっとドキドキするのかと思ったけど、すごく単なる同居。なんとかしてイチャコラしようと頑張る上條に一方的に押し切られ、まぁそこまで言うならと雅敬が譲歩した形での両想い感が否めず。
    だから、ちょっとHシーンは不完全燃焼で萌えきれなかったんですよね。Hの最中も喋りすぎww違う方向の言葉攻めがありました!
    ツボはずされてしまいました…
    もう少し色気方面もダダ漏れでやって欲しかったです。

  • ★3・4
    最初から、攻めが受けへの気持ちを隠さず開けっぴろげに口説きまくりで激甘でした。クサいこととかあほなこと言いつつ、仕事はできるっていうギャップがなんとも…w(萌)常にこの状態じゃ、やっぱり絆された感はあると思うなー(笑)

  • まあたん、るみたん(笑)

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著者プロフィール

牧山とも Tomo Makiyama
シャレード文庫『きみと二人でウチごはん』をコミカライズしていただくにあたり、新たに巻末収録のショートストーリーを書かせていただきました。
久しぶりに朝日奈と史佳のお話を執筆できて、楽しかったです。

「2020年 『きみと二人でウチごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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