Amazonで変なもの売ってる

著者 :
  • イースト・プレス
3.27
  • (7)
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本棚登録 : 288
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781611785

作品紹介・あらすじ

PCモニターの向こう側には、見たことのない世界が広がっていた-。まったく新しい異世界ファンタジー、誕生。

感想・レビュー・書評

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  • NHKみんなのうたで流れていた「まっくら森の歌」が大好きだった幼少期を経て、『猫森集会』をはじめとするファンタジーにはまっていた中学時代…。
    そして大人になった今でも、谷山ファンタジーが私を惹きつける吸引力は相変わらずです。

    この物語の主人公は花見山ミカル&ハルル姉妹。
    妹のハルルが雑誌を読んでいると、姉のミカルがパソコンの画面をじっと見つめてこうつぶやきます。
    「Amazonで変なもの売ってる」
    確かに時折「こんなものまで…!」とぎょっとするような物まで買えるAnazonですが、姉妹が見つけたものは正真正銘の変なもの。
    ぽちっとワンクリックで注文してみると、たったの3分で荷物が届くのですが…

    谷山ファンタジーの好きなところは、一旦不思議に放り込まれたら、何が起こるかわからないところ。
    かわいらしい世界かと思いきや、理不尽なことも不気味なことも、次々と起こるのです。
    以前の作品は「怖い>かわいい」という印象のものばかりなのですが、今回のものは少しコメディタッチなところもあって「怖い<かわいい」かな。
    …と油断していたら、終盤でじわじわ怖さが追い上げてきました。
    このゾクゾクする感じが癖になります…怖がりなのに読みたくなってしまう。
    それから、そんな状況に割と抵抗なく馴染んでしまう、主人公の図太さも好き。

  • 可愛らしくてシュールなファンタジー小説。ファンタジーだけれど、現実世界に開いた異世界の狭間、という感じもあって、明るくて楽しいけれど怖いようなところも。もうあっさり、変な小説って言っちゃってもいいかもしれません(誉めてます)。
    浩子さんファンなら浸れること間違いなし。Amazonで変なもの売ってないか探したくなってしまいます。でも「ぽち」する勇気はないなあ……。

  •  初めて谷山浩子さんの小説を読みました。不思議だし、意味も全然分かんないんだけど、どうしてかスンナリ受け入れられる。それは多分、不思議な世界が外に"ポンっ"と設定されているのではなくて、ミカル・ハルル姉妹の心の内と現実とが混ざり合って、それがじわじわ深まって謎が展開されているからだと思います。
     例えば夢の中で、全く見知らぬ場所で、周りの人も知らない人で、なんなら自分すらも"自分じゃない"時だってあるのに、そこでは現実と変わりない当たり前の世界になってる…そういう感覚に近いなぁと感じました。

    ミカルとハルルの会話が明るく幼く(大人だけど)バカバカしいことも相まって、最初は絵本の世界に入り込んだみたいな、そういう可愛らしい不思議な感じの物語かと思っていたのですが、後半にじわじわと怖さもある。特に"お父さん"に関しては…

     個人的には、1日とか2日おきに1章分読むというように、断片的に読むことをお勧めします。一気読みして全体を俯瞰するのには不向きな作品です。

  • チョコレートが……チョコレートが……一人、減ってる!

  • 優しく包みこまれるような悪夢。まさに谷山浩子さんの歌のようだった。歌を作るときのように、本を書いたというけどなるほどなぁ。

  • 連載当初はAmazonサイト内コンテンツだったWebマガジンが初出。
    固有名詞バンバンですが、そこは谷山浩子。
    ネット通販好きで毒舌な姉がAmazonで見つける謎商品をポチっとすると、もれなくおかしな世界にご招待。
    妹も(時には母親や父親も)巻き添えです。

    中高生の頃友達に借りてハマった谷山浩子ワールドの久しぶりの新刊(といってももう5年たっているのだけど)だったから期待値が高かったんですが、うーん、悪くはないのですが、期待しすぎたかも。

    装画 / 大山 美鈴
    装丁 / 川名 潤(prigraphics)
    初出 / 『マトグロッソ』2012年4月~2014年4月

  • 不思議なお話だった。内容の理解はできなかったけど、こういう感じの話は嫌いではない。

  • 不思議な世界、ちょっと理解は難しかったです。

  • 仲良し姉妹のミカルとハルルが迷い込んだ、世にも不思議な世界。
    これは夢か、それとも現実か――。

  • ミカルとハルルが不思議な通販の商品から不思議な世界に引き込まれていくお話。
    谷山浩子さんの小説を読むのは初めてだったけど、曲と同じようにどこか不思議な話の展開と言葉遊びで楽しく読み進められました。

    結局、お父さんは最初から”いなかった人”ということなのだろうか?

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