ゴジラとナウシカ 海の彼方より訪れしものたち

著者 :
  • イースト・プレス
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781612508

作品紹介・あらすじ

なぜそれは、おそろしいのか。なぜなつかしく、切ないのか。そして私たちはどこからきて、どこへ行くのか。ふたつの物語に、日本人の精神の原風景を幻視し、刻印する。著者渾身の論考、満を持して刊行!

感想・レビュー・書評

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  • 「怪獣は異界からの訪れ人である。異界にたいする豊かな感受性と想像力を背景とすることなしには、怪獣は誕生せず、その物語が大衆的に受容されることもない。昭和30年代の後半からはじまった高度経済成長期という名の、日本列島の根底からの変容と崩壊の季節のなかで、怪獣を分泌するに足る想像力の源泉としての異界とその闇は、列島の内部から根こそぎに失われていった。もはや列島はみずからの内部から、異形の愛すべき怪獣を産む力も根拠も失ったのである」 面白く真摯な考察。

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プロフィール

1953年、東京生まれ。専攻は民俗学・日本文化論。学習院大学教授。福島県立博物館館長。東京大学文学部卒業。2007年『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。
『異人論序説』『排除の現象学』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』『東北学/もうひとつの東北』(いずれも講談社学術文庫)、『北のはやり歌』(筑摩選書)、『岡本太郎という思想』(講談社文庫)、『ゴジラとナウシカ』(イースト・プレス)、『司馬遼太郎 東北をゆく』(人文書院)、『性食考』(岩波書店)など著書多数。

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