はじめての福島学

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 273
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781613116

作品紹介・あらすじ

人口、農林水産業、観光業、復興政策、雇用、家族、避難指示区域…福島の問題は放射線ではなく、「地方」の問題である。福島から日本の「地方」がみえる。

感想・レビュー・書評

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  • まもなく4年。そんな中、なんとなく福島のことが気になっている方、なにかお手伝いできることがあるのではないかと思っている方に手に取って欲しい。
    最近、地方創生が話題になっていますが、近い将来起こるであろうことが、すでに福島では顕在化(地方都市の将来の姿)していると感じました(著者もそう考えています)。

  • そのままのかたちの福島を知らないひとは、きっと本書を手に取っていない福島県外のひとのほぼすべてでしょう。ぼくは原発事故の問題は福島だけの問題じゃなくて、日本の問題なのではないか、と大きく捉えてきたふしがあって、いろいろと放射線や原発関連の本を手に取ってきました。つまり、自分の問題としても福島の問題をとらえていた。けれども、やはりそこに住まう人々とはかなり温度差があります。こっちで勝手に想像している日常や気持ちなどが、事実とはまったくの正反対を向いていたりもする。データを用いながら、そういうことを教えてくれる本です。

  • 筆者をここまで追い込んでしまったことが何だったのか、なんとなく想像がつく。
    個別のイシューはともかく、現実を適切に理解することの難しさは、常に意識しておかなければならないと思う。

  • 東日本大震災

  • 明後日から福島視察に行かせてもらうので、事前学習も兼ねて読了。
    この1週間で事前課題として出された本を一気に読んでいるのだけど、福島のこと、知ったつもりになっていたな…と反省。

  • ふくしまって、ひとまとめで語ってはいけない。

  • マクロ・ミクロ両方の視点が必要と改めて認識。誤った報道、感情は復興を遅らせる。真偽はエビデンスベースで考えたい。

  •  風評被害、偏向報道…近年の日本には当たり前(?)のようになりましたが。別の視点でものを見る大切さ。また、事実を知りえる知識が必要だと考えさせられました。まあ、でも、以前の福島も知らなかった。って、いうのもありますが、福島を知るいい機会になりました。ありがとうございました。あ、外国の方にも読んでもらいたいです。

  • ビッグワードを用いて思考停止している現状認識や、政治的な姿勢、または宗教に近い勝手な良心など様々な要素が絡み合っていて、福島の問題はどう向き合うかが難しい。そのような状況の中で、「福島の今の問題」について、データを用いて生活にかかわる部分を解説している。考えたり話したりするときの土台となる基礎知識。
    やるべきことは、分かった気になって考えるのを止めることなしに、自分の認識を更新し続けること。そして、応援にはいろいろな形があるけど日常の中で続けていけることをするのが良い。キーワードは実行しやすい順に「買う・行く・働く」。

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著者プロフィール

1984年福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。専攻は社会学。現在、立命館大学衣笠総合研究機構准教授(2016-)。東日本国際大学客員教授(2016-)。福島大学客員研究員(2016-)。
著書に『福島第一原発廃炉図鑑』『はじめての福島学』『漂白される社会』他。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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