はじめての福島学

著者 :
  • イースト・プレス
4.11
  • (18)
  • (28)
  • (6)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 228
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781613116

作品紹介・あらすじ

人口、農林水産業、観光業、復興政策、雇用、家族、避難指示区域…福島の問題は放射線ではなく、「地方」の問題である。福島から日本の「地方」がみえる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • まもなく4年。そんな中、なんとなく福島のことが気になっている方、なにかお手伝いできることがあるのではないかと思っている方に手に取って欲しい。
    最近、地方創生が話題になっていますが、近い将来起こるであろうことが、すでに福島では顕在化(地方都市の将来の姿)していると感じました(著者もそう考えています)。

  • そのままのかたちの福島を知らないひとは、きっと本書を手に取っていない福島県外のひとのほぼすべてでしょう。ぼくは原発事故の問題は福島だけの問題じゃなくて、日本の問題なのではないか、と大きく捉えてきたふしがあって、いろいろと放射線や原発関連の本を手に取ってきました。つまり、自分の問題としても福島の問題をとらえていた。けれども、やはりそこに住まう人々とはかなり温度差があります。こっちで勝手に想像している日常や気持ちなどが、事実とはまったくの正反対を向いていたりもする。データを用いながら、そういうことを教えてくれる本です。

  • 明後日から福島視察に行かせてもらうので、事前学習も兼ねて読了。
    この1週間で事前課題として出された本を一気に読んでいるのだけど、福島のこと、知ったつもりになっていたな…と反省。

  • ふくしまって、ひとまとめで語ってはいけない。

  • マクロ・ミクロ両方の視点が必要と改めて認識。誤った報道、感情は復興を遅らせる。真偽はエビデンスベースで考えたい。

  •  風評被害、偏向報道…近年の日本には当たり前(?)のようになりましたが。別の視点でものを見る大切さ。また、事実を知りえる知識が必要だと考えさせられました。まあ、でも、以前の福島も知らなかった。って、いうのもありますが、福島を知るいい機会になりました。ありがとうございました。あ、外国の方にも読んでもらいたいです。

  • ビッグワードを用いて思考停止している現状認識や、政治的な姿勢、または宗教に近い勝手な良心など様々な要素が絡み合っていて、福島の問題はどう向き合うかが難しい。そのような状況の中で、「福島の今の問題」について、データを用いて生活にかかわる部分を解説している。考えたり話したりするときの土台となる基礎知識。
    やるべきことは、分かった気になって考えるのを止めることなしに、自分の認識を更新し続けること。そして、応援にはいろいろな形があるけど日常の中で続けていけることをするのが良い。キーワードは実行しやすい順に「買う・行く・働く」。

  • この人めっちゃ怒ってます。
    実地で動く研究者としてすごく真っ当な苛立ちだとは思うんだけども、もう最後の「ありがた迷惑12ヶ条」とか直球すぎて正直戸惑ってしまうがな。
    まぁ、それはさておいても、必要な、というか状況を大きくつかむために押さえておくべき内容を具体的な数字とともに追っていて、その正確性についての保障にページを割くよりも、どこでどう間違ってしまいがちだったか、に力点をおいて俗説という物の怪を折伏しようとしてくれております。
    印象的だったのは「不幸中の幸いを生み出すために」という項目は、特にこの段階にあって要求されるべき視点だろうと思います。

  • 表面的でステレオタイプな議論になりがちな福島について、客観的に理解できる良書。
    一方、無味乾燥な話を分かり易く記載するのはよいが、「ヤバい」などの表現が随所に出てきて、折角の内容を貶めているような気がした。少し残念。

全28件中 1 - 10件を表示

はじめての福島学のその他の作品

はじめての福島学 Kindle版 はじめての福島学 開沼博

開沼博の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
國分 功一郎
トマ・ピケティ
三浦 しをん
佐々木 圭一
又吉 直樹
ジャレド・ダイア...
有効な右矢印 無効な右矢印

はじめての福島学を本棚に登録しているひと

ツイートする