- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781613819
作品紹介・あらすじ
スマートにさくさくできないのは、別に、悪いことじゃないのだ。
出不精で臆病な石井ゆかりが、旅を通じて考えた。
ときに真剣に、ときにユーモアたっぷりに。傑出した表現で綴る本格エッセイ。
先に進めば進むほど、自分の頭の中に、深く潜っているような感じもした。
なにしろ、いつも一人旅なのだから、主な話し相手は「自分自身」である。
それも、自分の中や過去に向かうベクトルに、拍車をかけた。
本書のタイトル『後ろ歩きにすすむ旅』とは、そういうわけだ。
(はじめにより)
感想・レビュー・書評
-
石井ゆかりさんの本は以前から何度か購入していたが、すべて星読みに関するものだった。
今回初めてエッセイを手に取ってみたが、とっても私の感性に合っていた。
星読みも、とっても綺麗でやわらかく、でも時にはシャープな文章で綴られていてとても好きなのだが、このエッセイは、それよりももっと好きだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
星占いで有名な石井ゆかりさんの、旅行エッセイ。海外で見たものから感じる価値観の違い、京都に移住して改めて感じる日本の文化が石井さんの感性のフィルターを通して描かれている。
-
「筋トレ」占星術で有名な石井ゆかりさんの初エッセイ。
一人旅をこよなく愛する(ただし、国内限定)としては、海外への一人旅本に「うーん。。。」と思いながらも、ゆかりさんの占いはよく拝見するので、買ってみた。
読みやすい。
そして、ゆかりさんの感覚が、モロに自分の感覚と一緒で、いちいち「そうそうそう!」と、同意しながら一気読み。
『私にとって、あらゆる「見知らぬもの」は、恐怖の対象だ』
『旅は、特に自分自身とかたりあう時間をくれる。自分自身と和解するための時間が、旅する時間なのかもしれない。』
まさに、この感覚。
でも、海外へ一人で行こうという勇気は、まだない。。。^^;
前半は、ベトナムから始まる海外の旅。
後半は、ゆかりさんが住み始めた京都のことと、日光。
ゆかりさんが、「ベトナムになついた」ように、自分は「京都になついている」。
だから、京都に住んでいると知り、なんだか親近感(笑)
今すぐにでも、行きたくなった。
日光の最後で、スペルチュアリティについて触れているが、これまた、自分が感じていることが書かれていて、嬉しくなる。
この本は、旅行本ではない。
読んでいて、不満に思う人もいるかもしれない。が、自分は、楽しかったし、自分の感覚を再確認している感覚で、読んでよかったなーと思う。
旅行本を探している人には、オススメしません。 -
前半は海外編で、なんか海外旅行ではしゃぐ金持ちっぽい。まあ、海外旅行できるだけ金持ちなんだけど。
占い雑誌ってこんなふわっふわした文章が乗るんだ。なんで本で出したのかな、アメブロでよくない? -
一人旅をするかの選択が迫られていたときに、毎日星占いを読んでいる石井ゆかりさんが書いた「星占いではない本」を紹介していた。その紹介文(「はじめに」からの抜粋)を読んで、ああ一人旅に出ようと思ったし、この本を読もうと思った。
本も音楽も人も、出会うべきときに出会うべきものと出会うんだなぁ。
というわけで飛行機をポチりました。
---
旅をすれば、見たことのないものや、新しいものに出会う。でも、いろんなものに出会うたびに、私の頭に浮かんだのはいつも、過去のことだった。先に進めば進むほど、自分の頭の中に、深く潜っているような感じもした。なにしろ、いつも一人旅なのだから、主な話し相手は「自分自身」である。
「はじめに」より
---
著者プロフィール
石井ゆかりの作品





