さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

著者 :
  • イースト・プレス
3.90
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本棚登録 : 986
レビュー : 109
  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781614427

感想・レビュー・書評

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  • タイトルのインパクトが強いが、これは著者が自らと真摯に向かいあった成長の物語だと感じた。

    自分には分かると、軽々しく言いたくはないが、ここで描かれる著者の苦悩、生きにくさは大いに共感できた。
    そして、それをふまえて、自らと向き合わずにはいられなかったという、衝動のようなものも。
    著者が身を削ることで表出したであろう言葉のひとつひとつに、心を打たれる。大変な労作だ。

    生きていくにあたり、閉塞感を感じている人は多いように思うが、そういった人に手に取ってほしいと思う。

    • nejidonさん
      ぴよこさん、こんにちは♪
      いつもたくさんのポチをくださり、ありがとうございます。
      フォローさせていただいます。どうぞよろしくです。
      未...
      ぴよこさん、こんにちは♪
      いつもたくさんのポチをくださり、ありがとうございます。
      フォローさせていただいます。どうぞよろしくです。
      未読ですが、レビューを読んで興味を持ちました。
      レズ風俗なるものがあることさえ知らないワタクシです。
      一体どれほどの理由があったものやら、です。
      やむをえないほどの気持ちというのが、書かれているのでしょうか。
      読んでみたいです。
      2018/01/17
    • ぴよこさん
      >nejidonさん

      コメントありがとうございます!
      こちらからもフォローさせていただきました。
      どうぞよろしくお願いします。
      ...
      >nejidonさん

      コメントありがとうございます!
      こちらからもフォローさせていただきました。
      どうぞよろしくお願いします。

      この作品は、作者の苦悩をつづった自伝に近いものがあるかと思います。
      コミックエッセイなので読みやすいですが、なかなか訴えかけてくるものがありました。
      タイトルにレズ風俗と入っていて、そのインパクトが強いですが、そこにたどり着くまでの過程がメインかと思います。
      万人に勧められる内容かというと難しいですが、よろしければご一読を。
      2018/01/17
  • タイトルがすごいけど、親に認められなきゃ…と思う自分と、生きていくことに息苦しさを感じる自分の間でもがく作者さんのエッセイコミック。

    絵柄が可愛くて、非常に読みやすい!

    私にはそういう趣向はまっったくないのだけど、この漫画を読んで、驚かれてもいいからレビューしたくなりました。

    フツウの暮らしをしなければならない脅迫観念って、あるなー。
    働くこと、友達がいること、休みが充実していること、結婚、出産。
    自分の出来上がり具合を考慮してくれるわけではなく、ただ生きてきた年数だけで測られるフツウの暮らし。いやー。マジ怖いっす。

    放っておいてくれよ、と思いながら、誰かがいなくては自分も成り立たないわけで、無条件で甘えさせてくれる人っていないのかなと思う作者の気持ちが分かる人って多いと思う。
    何も言わず抱きしめて欲しい。ほんとに。

    でも、この人は自分の内面を外に出せる表現方法があったわけで、それは言葉と同じくらいすごくて、ちゃんと伝わっている。
    たくさんの人に読まれれば、心ない言葉にも触れるだろうけれど、全ての人が前向きに理解出来る作品なんてないと思う。

    そんなワケで、心を込めてレビューしました。
    オススメです!

  • こだまさんの「夫のちんぽがはいらない」に似てるなあと思った。(題名がショッキング)がむしゃらにあがいては傷つくところとか。。。でも最後の台詞「親不孝が怖くて人生が生きられるか!」に、がつんときた!座右の銘にしたい。

  • ひきこもり・ニート・摂食障害・自傷癖の28歳の女性が、鬱に至るまでの生活・教育の水準が高く保守的な家庭環境や、誰かに受けれてもらえる安全な居場所を依存的に求める自分の人格に向き合った結果、レズ風俗を必要としていると気付き、実際に体験するまでの一部始終のマンガ。

    心療内科の場面としては
    ○投薬によって読書ができるようになった
    ○カウンセラーには傾聴よりも2秒でも抱きしめてほしかった
    などと描写されている。

    また、リストカット痕などの物理的な描写は悲惨ではない程度のポップさで、心理的な図解はなかなかのセンスで、自傷してしまう心理、頑張りたくても頑張れない心理、摂食障害が生活の質をどれほど低下させるかの説明が心理療法系の『○○○がよくわかる本』よりもわかりやすい。それは実体験を基礎として、心理学を援用して自己分析を習慣にするとどのような日常を過ごすことができるのかが生き生きと朗らかに綴られているからであり、今まさに生きづらさを感じている人に(それも本を読むことができないくらいの不安障害のさなかにある人に)自己探求の勇気を与える本著を丁寧にオススメしたい。また、レズ風俗に興味がない普通の性嗜好の人、女性にとっての性の意義を知りたいと考える男性にも同様に一読の価値を説きたい。

    著者が他人に心を開くことができないのは、個人的にはフォトリーディングレベルの視覚情報処理能力の高さが他者との一体感を分断しているのではないかと思えるのだけれど(理解力が高すぎると共感の妨げになり「~する価値がない」と結論づけてしまう)、それゆえ激しく切望していた一体感が漫画の才能によって一つに結びついていく文学的な手際の見事さに驚嘆する。

  •  妙齢の女の人が、寂しすぎて、レズ風俗に行ってしまったお話。

     といえば、簡単で。
     本屋でちょろっと読んで以来、ずっとずっと読みたくて探していた本でした。

     読んだ感想をダラダラと書きますが。
     当初、この本を読んだ時には、流し読みでパラパラ読んだだけだったので、どうしてこの作者さんがレズ風俗に行かなきゃいけなかったのか、とかそういう裏の細かい事情がわかっていませんでした。(別にわかっていたらいいというものでもないと思うので、そこにそんなに責任は感じてないのだけれど)
     本当はノン気の人が手っ取り早く癒しを求めて女の風俗に行ったんだ、と勝手に思ってました。
     でも実はそうじゃなくて、この作者さんの本当のアイデンティティはどっちかなんて、これからこの作者さんが見つけていく話で。
     根本的な人間的に埋められないところの部分の話をしているのだなあ……と読み始めるうちにわかって。
     もっと深い話だったと気づかされました。
     人間は成長していく過程で、いろんなことに悩んだり、困ったり戸惑ったりするものだと思っているのですが、それがどうだこうだというのは、違うような気がするので、もっとエロ本の延長のルポだと思わずに、どこか心に隙間が空いて、ガタガタしてる人に読んでほしいなあ……と思いました。

     この人がやったことだけが正解では決してないのだと思うのですが、真っ直ぐに自分と見つめあったことはきっとプラスになるのだと思う。
     自分からは決して逃げちゃいけないんですよね。

  • ちょうど
    「山田孝之の北区赤羽〜」
    を観た後読んだ。
    自分の敵は自分なんだなあとつくづく。

    "私なら、
    人に言えない
    人の秘密が
    描いてある物が
    読みたいし
    お金を払いたい"

    たしかに、読みたいと思うものや読んでるものの中に
    よくこんなの書けるよなあって。
    自分だったら周りの人のこと気にして書けない。
    実際書けないこととか言えない事とか。
    そこを超えないと表現ってできないんだろうかー。

  • レズ風俗の内容なのかな?と思ったけど違った

    自意識の話で、なんというか結構大事な話が詰まっていたと思う

    甘い蜂蜜 って呼び方の考え方?感じ方は
    自分の居場所 きちんと好きなものがある みたいな
    大事な話だと感じた

    この作者は感情の振れ幅が極端だけど、
    誰もが多分きっと少しは感じたことがある負の感情を描いてて面白かった

    タイトルで読むのを避ける人がいそうだけど
    なんかもったいない

    親の期待と 自分の欲望
    セックスはコミュニケーション
    いろいろとさらりと一冊にまとめ過ぎだ

    人にこの本を勧めてみようと少し思ったけど
    きっと難しい気がする

  • タイトルは結構衝撃的ですが、描いてある内容はまじめだと思います。
    摂食障害とうつ症状について、これまで読んできたどの本よりも、自分が感じているものと一番近いことが書かれていました。
    拒食のころの心情。「自分がボロボロになっていき、傷つくことで何かが免除され、人が人を承認するハードルが下が」ると思っていた。その通り。実際は全くそんなことはないのに。
    拒食は過食に転じる。自分でどうにもできない過食衝動がきて、仕事中でも食べずにはいられない。カップ麺をそのまま食べる。こんにゃくを常備。
    わかる。わかりすぎます。
    うつ状態の時の描写も、まんまでした。
    何も考えられない。頭の中身がぽろぽろこぼれるようで文章が読めない。何も考えられなくなる。
    『うつヌケ』という本では、脳みそが寒天に覆われている感じ、というような表現がありましたが、そんな感じ。何も頭に入らない。
    そして話は性に関することのにも及ぶのですが。
    綺麗な線画と、丁寧な心理描写が相まって、とてもきちんとした内容だな、と思いました。誰かにぎゅっとしてほしい。愛情がほしい。読んでいて泣きそうになりました。
    毎日きちんと自立して生活している、心身ともに健全な人たちから見たら、ともすれば甘えているだけと思われてしまうかもしれませんが、でもそうではない、と私は思います。まあ、他人になることはできないので、本当に他人と比べてどうなのか、甘えてるだけなのか、というのは一生分からないですが、でもそう思います。「過食をしている人」は、ああ見えてめちゃくちゃ苦しい、というのは本当です。なぜこんなことしているのか。自分を痛めつけているのか。本当に自分でもわからない。同じ思いをしている人がいること、その気持ちをきちんと書いてくれている人がいて、本当によかった。
    この作者が偉いのは、どう考えても死ぬしかない、という状況になった時、「なにくそ!!」と思ってあがいたことです。そのおかげでこの本が出版されているのですから。私は「なにくそ」と思えていないので、全然直っていないし、しかも作者と比べてだいぶ年を取っているので、本当に駄目だなあと思いますが。でも少しだけ、勇気をもらえて頑張ろうと思えました。
    作者が本当に伝えたかった部分とは違うところのレビューになってしまったかと思うし、長くて気持ち悪いですが、とりあえず今は感想を書きたいので書きました。落ち着いたら書き直す。たぶん。

    他の人のレビューが本当に素晴らしい。評価の高いレビューも低いレビューも、いろんな面からの意見があって考えさせられる。

  • わたしがいつか言葉にできたらいいなあと思う感情がだいたい上手く言い表されて驚いたし、こういう気持ちを抱えたまま生きているひとってちゃんといたんだな(社会には実は結構いるのかな)と思った。
    これにつきる。
    絵もかわいらしいし、読みやすいし、わかりやすいし…頭よさそう…この方とお友達になっていろいろ話したい。と読みながら思っていた。
    わたしがちょっと忙しいとかいいつつさぼってる間(?)に、ちゃんとこのもやもや(一緒なものではなく似たようなもの)がわかりやすく言語化(そして美化ではない)されていたのはちょっと悔しいなと思った。上から目線とかそういうわけではなく、あーそれはわたしもやってみたかったという類の感情。一種の羨望です。

    タイトルが直球だけど、直球だからこそ、この本が合わない人はその人が勝手に避けてくれそうなタイトルで良いなあと思った。表紙も。表紙もデザイン好きです。

  • ――きっとこれは

    永田氏だけの話ではなくて
    誰かの話で 私の話で

    泣き叫んでいる人の話で
    寂しいよって 言葉にした中にあった

    お話なのだと 思った

    ずっと生きてきたこと
    取り戻せないくらい
    積み重ねてきたこと

    自分で歩くようになって初めてわかる
    こんなんでどうやって生きていくの

    何もないをいっぱいに詰め込んで
    足りないことがたくさん突き付けられて

    何処に行っても行き止まりな気がして
    足跡はすべて 悲しみと寂しさ

    分かってほしいって 泣いた時
    私は「分かってほしい」と
    誰かに手を伸ばしただろうか

    誰かが欲しい
    母親みたいな人
    父親みたいな人
    でもそのどちらでもなくていいから
    とにかく受け止めてくれる人

    今まで 頑張ってきたねって
    許してくれる人

    されたことがない私が
    誰かにしてあげられないとうだけで
    傷つくことだって あるんだって思った

    今まで知らなかっただけ
    してもらったことはしてあげられない

    これから触れてもらった優しさで
    少しずつ返していくしかないもの

    誰かと 一緒に

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