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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781615073
作品紹介・あらすじ
「人間ではなく、鬼のやるような仕事がしたい」 棟方志功
《忘れじの偉人伝》
岡本太郎、太宰治、藤沢周平、奥州藤原氏、成田亨、棟方志功、円谷幸吉、円谷英二、吉田松陰、大谷翔平
不屈の魂の源流を探す、珠玉のノンフィクション
日の本の源流を探す旅――。日本人とは……日本の原風景とは……。
《人間が動物を食い、動物が人間を食った時代。あの暗い、太古の血の交歓。食うことも食われることも、生きる祭儀だった。》 (岡本太郎 『日本再発見』)
青森が生んだ「世界のMUNAKATA」、棟方志功は生前、恩師の陶芸家にこう語った。「人間ではなく、鬼のやるような仕事がしたい」と。志功は仕事をするなら、「全身全霊で哭け! 」とも説いた。
本書は、震災後、東北特派員を志願した産経新聞編集委員の著者が長年にわたる丹念な取材をもとに、岡本太郎が感嘆した縄文文化が宿る蝦夷・北の風土、原爆に散った悲劇のタカラジェンヌ・園井恵子、「二刀流」大谷翔平の源流「水沢」などを広範に描く。
不屈の魂で生きた偉人・文人・無辜の民の記録――円谷幸吉と円谷英二をつなぐ「松明あかし」、津軽人・太宰治と「情張」の血、メキシコ五輪・炎の銅メダルイレブン、戦中に「帝王・カラヤン」を地下室にかくまった東洋の歌姫・田中路子、自身の生涯をウルトラマンに投影した成田亨、被災地・東北の歴史と人物を掘り起こし、その反骨の源流を探る。