「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

著者 :
  • イースト・プレス
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781616384

作品紹介・あらすじ

選択肢が多様に広がったからこそ、生き方が定まらない。リアリティと現実のギャップに戸惑う人びとへ、新たな指針を示す人生論。「成熟のロールモデル」が見えなくなった現代において、「若者」を卒業し「大人」を実践するとはどういうことか?

感想・レビュー・書評

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  • インターネットではシロクマ先生の名前でおなじみ。シロクマ先生のブログはよく読んでいるのですが、著作は初めて読みました。

    一番印象に残った内容は、「大人とは『世代や立場が違う人に、その違いを踏まえて対応すること』ができる人である」という部分。

    とくに都心部において、学歴の高度化や地域社会との接点のなさ、企業の高齢化に伴い、いわゆる大人との接点が減りつつあります。そのような背景から、大人になるタイミングを逃した若者が増えているが、一方で体力的・知力的な衰えから、40歳を過ぎると人は嫌でも大人にならざるを得ない、と作者は言います。

    アイデンティティ(自分の仕事・自分の趣味・自分の家族・自分の考え)が確立されていなければ、何者にもなれなかった大人になってしまうが、アイデンティティの確立は、一方で自分がなりえる存在を狭めてしまう。仕事の選択・趣味の選択を狭めることとなる。だからこそ、若者を延長したい人が多いとのこと。

    なので、「確立されたアイデンティティ」と「拡張するアイデンティティ」を同居させるという考え方もある。たとえば、仕事において50歳になっても最先端にいる人は、仕事以外の新しいチャレンジはあきらめている、など。

    私はこの文章を書いている時点で31歳ですが、もう年齢的にはだいぶ大人だと思う一方で、精神的な成熟はまだまだ足りていないと感じています。いつかくる「大人」にならざる得ないタイミングまでに、いかに成熟できるかを考えていく必要があると、感じました。

  • 若い時と同じく趣味などを続けることに困難があるのは仕方がない
    年下やこどもが成長することにこそ満足する時が来る
    →そしていつかは追い越される
    若いうちに〇〇しておけ、はぐちのようなもの。しかし、聞くべきものはある
    悪い大人にしろ、そうなるべき人生があるわけで、生きているだけで価値がある
    若者には敬意を持って接する
    揺るがない自分を作ると、成長する若者に満足できる大人になれる

  • 周りにいる年長者たちに敬意を持ち話を聞き、自分が現在できるベストのことを積み上げて行く。自分の生き方を認めてあげられるような大人に、世代間の違いを認められる大人になれればそれは立派な大人。

  • ずっと気になってたけどやっと読めた!大人もそんなに悪くないのではと徐々に思い始めていて、今が大人の始め時かもしれない

  • 女性教育会館から借りている資料(2019. 11-2020. 1)
    カウンターで貸出手続きできます

    テーマ:大学生活 

  • 年齢を重ねるとは…という予習になった。
    でも、まだピンと来なくて共感はできなかった。

  • なんかで紹介されていて読んだ。

    マクロ的な要因の論理構造とかは?だったけど、
    どっちかと言うと心療内科系のお医者さんらしく、主観的に優しく”若者”に語りかけるような文章が良かった。

    身体的に成熟することは年齢である程度決まっているのに対して、精神的に成熟するタイミングは決まっていないこと、ただし身体的に成熟すると精神的な成熟度がそこである程度固まってしまうことが「大人になれない大人」や「老害化する大人」を生むのかなーと参考になった。

  • 夢がないし頭が固い人の本かなと思ってしまいました。

  • 人生をストレス無く、上手くやりくりしていく心構えの1つとして参考になりました。
    ただ、それと同時に、社会で生きていくのは本当に世知辛いという事実も突き付けられ、読む人によっては余計に「大人」になりたくなくなるのではないのかなぁと少し思いました。

  • 至極大事な大人論だけど、総花的で内容は薄め。
    でも、いつまでも若者でいたい子の気持ちに踏ん切りをつけるためにも読んでおくべき本です。著者がオタクなのでそこも好感度高い。

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著者プロフィール

熊代亨(くましろ・とおる):1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。ブログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。通称“シロクマ先生”。アニメとゲームと社会心理学が大好き。著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(花伝社)、『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)がある。

「2017年 『認められたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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