人間の偏見 動物の言い分 動物の「イメージ」を科学する

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 38
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781616612

感想・レビュー・書評

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  • 生き物の正しい姿を知る努力によって、特定のイメージ、偏見から解放され、生き物の見え方が違ってくる。

  • 図書館にオススメされたので読んでみました。

    客観的事実というよりは著者の主観が多く、どうでもいいことも多かったのですが、著者の生き物に対する尊敬の気持ちは私も共感できました。

    歴史的に見て現代ほど自然から離れた都市生活者が多い世の中は未だかつてありません。
    そのため、現代人にとって動物といえば身近なペットと映像のみ。なのでその他のよくわからないものや人の害になるものはとにかく排除、という風潮に著者は警鐘を鳴らしています。
    確かにね。
    ダニや菌の存在を必要以上に悪者にし、除菌を迫るCMにはうんざりしていたし、パンダをアイドル化する一方でオオカミを絶滅に追いやる極端な世の中が良いわけ無いな、と感じてました。
    すべての生き物とは対等に共存している、という事実を忘れないようにしたいです。

    あ、それと、本題とは逸れますが、知らなかった動物豆知識が面白かったのでメモっておきます☆

    ・ネコは夜でも目が見えるから、これから起きることが見通せるということで福猫とされ、商売繁盛などにつながって、招き猫が作られた。
    ・米を食べるネズミは害獣で、だからネズミを食べるキツネはありがたがられ、キツネを祀る神社は「稲荷」つまり稲を運んでくれる神とされた。
    ・日本人は世界の中でも昆虫好きといえる。昔からホタルや鈴虫を飼育して季節を愛でたり、子供がカブトムシを飼育するのは普通のことで、日本の子供の多くはファーブル昆虫記を読んでいるが、本場フランスでは、ファーブルの名前を知っている人事態が少なく、昆虫に関心を示す人はほとんどいない。

  • 動物の名前や行動などが入っていることわざ,動物をいくつかのグループ(飼育する/しない,品種改良する/しない(野生動物)などに分けて,各グループについての説明など。この分類の図は参考にできるかも。あとは,本などに書かれている(論文というわけではない感じの?)ことも引用しつつ,比較的主観(というか経験者の直感)みたいな話が多いような印象。
    これを実証的にも検討する,という形での参考にしかたはできるかな。

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著者プロフィール

たかつき・せいき
1949年鳥取県生まれ。
東北大学大学院理学研究科修了、理学博士。
東京大学、麻布大学教授を歴任。
現在は麻布大学いのちの博物館上席学芸員。
専攻は野生動物保全生態学。
ニホンジカの生態学研究を長く続け、
シカと植物群落の関係を解明してきた。
最近では里山の動物、都市緑地の動物なども調べている。
主著『野生動物と共存できるか』『動物を守りたい君へ』
(岩波ジュニア新書)、
『タヌキ学入門:かちかち山から3.11まで』(誠文堂新光社)、
『となりの野生動物』(ベレ出版)、
『唱歌「ふるさと」の生態学~ウサギはなぜいなくなったのか?』
(山と渓谷社)、『シカの生態誌』(東京大学出版会)他多数。

「2017年 『都会の自然の話を聴く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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