- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781617879
作品紹介・あらすじ
昔と今で、こんなにちがう!? 最新研究からわかった、恐竜たちの姿
ゴジラ立ちでのしのし歩くティランノサウルス、図鑑から消えたブロントサウルス、卵泥棒だと思われていたけれど冤罪だったオビラプトル……。
これらの恐竜たちは、今ではすっかりその姿を変えています。
本書では、そんな、研究が進むことによって姿が変わった恐竜たちを、「ビフォー」「アフター」として、気鋭のサイエンスライター土屋健と大人気いきものイラストレーターのツク之助のタッグで、解説!
今の姿になるまでには、真実を追い求める研究者たちの涙ぐましい努力のあとが……!
ぜひ、懐かしい姿に思いを馳せ、新たな姿に驚き、古生物学のめまぐるしい発展をお楽しみください。
感想・レビュー・書評
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古生物学。
恐竜たちの最新情報。
今後もまだまだ情報が更新されていくことでしょう。
イラストが可愛くて和む。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分が子どもの頃とは、全く違う姿形。中には名前が異なるものも。
1から学んだ方が早いかも。
たくさんの図鑑や資料を提示してくれた。並べて順番に見たい。
ツク乃助さんのイラストで微笑ましい恐竜の姿を見ることができた。
出来たら、ビフォー・アフターのイラストは並べておいてくれていたら、比較しやすかった。 -
恐竜の最新がわかる
恐竜が今と昔でどう変わったのか、なぜ変わったのかがやさしく書いてある本。ティラノサウルスの羽毛はどうなっているのかなど、日々目まぐるしく変わる恐竜界の「今」がわかってよい。 -
歴史は既に終わったことを調査するのに、ここ50年の間でもころころと恐竜の姿形や分類方法が変わっており、とても面白いと感じた。
ものごとを多角的に見ることの重要性を学べた。
科学的なデータを元に仮説を立てて考えていく点は、古生物学でも同じなんだと感じた。
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恐竜とは「直立歩行」する動物ですが、哺乳類ではなく爬虫類を構成するグループの一つで、骨盤の形で「竜盤類」「鳥盤類」の二つに分かれます。
中生代に生きていて、「古生物学」のひとつのテーマとして研究されいます。
そのためには生物学や地質学が必要であるとともに、コンピュータ―の技術をつかった研究も増えています。
だから、恐竜の研究は日進月歩。
この数十年でも、情報の更新によって、姿を変えました。
個人的に興味深いのは、ディノニクス。
この発見と研究で「恐竜ルネサンス」が1970年代にはじまり、それが10年~20年かけて一般に浸透。
1993年の『ジェラシック・パーク』に登場、この映画以降、活発に動く恐竜のイメージは広く定着することになります。
それまでは「巨大」「鈍重」「知能もあまり高くない」という認識が一般的だったそうなのです。
これからも変化し続けるのでしょうね。 -
知識というものは相対的なものであるということ、しかしその知識は先人の普段の努力の積み重ねにより築きあげられたものであること、私たちはそうした営為を後世に繋げていく使命があるということ⋯⋯つまりとても大切なことを、我々の好奇心を刺激しながら平易なことばで伝えてくれる本。というか、オヴィラプトルは卵泥棒じゃなかったの、衝撃。皮膜の翼を持つ恐竜、イー。名前がいい。ケツァルコアトルスは飛んでも飛ばなくてもヤバいですね。最後に紹介されていた「もし恐竜が絶滅しなかったら」という仮定のもとに考え出されたというディノサウロイドが怖かった。
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「ティラノサウルスはヒヨコみたいに羽毛で被われてた」類いの最新研究を解説
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復元図が大きく変わるのはザラになってきてる。知らない人がパンダやシャチの全身骨格見て、まさか白黒の感じだとは思いもよらないだろうし。古生物も科学の醍醐味が存分に備わってる。なぜかこの一時期だけティランノサウルスになってた… 今更ティラノサウルスでよかろう
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恐竜や古生物がどんな姿でどう暮らしていたか。20世紀に考えられていたものと最新の学説を比較し、ビフォアアフターを簡単に解説する一冊。
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恐竜がしっぽ引きずってなかったっていうのも相当驚いたもんなあ…