- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781618784
作品紹介・あらすじ
教授の仕事は、“研究”と“講義”だけではない。高校生や予備校生、さらには市民への“広報活動”。法人組織の一員として担当する、大学における“管理運営”。そして、研究に付随する、科研費の確保や産学連携、学生への教育指導や文章添削……。水面下の努力を見よ!
感想・レビュー・書評
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全然知らない世界の話で面白かった。
大学の教授といったら、イメージ授業して研究して、時に執筆してと言うイメージだったがこんなにあっちいったりこっちいったりして生徒を集め資金を確保し、講演会を持ち回りや義理でしなきゃならないのかと思った。
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2階書架 : 377.13/SAI : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167687
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タイトルにある通り「大学の教授は研究ばかりをしているわけではない、他にも様々な仕事があるんだ。」ということを著者のエピソードをもとに紹介しています。
例えば、高校へ出向いての模擬授業、市民講座での広報活動、大学での講義、学生の研究・論文指導、学内の委員会運営、研究費獲得のための書類作成、企業との共同研究などです。
「研究」「教育」「広報」「管理運営」と整理できます。
著者の千葉大学工学部共生応用化学科は希望者が少ないため、本務である研究をしつつも、教授自らが高校や予備校に足を運んで魅力を伝え受験生を増やす努力をされています。(それについて学長からは、本筋である研究をもっとしなさいと言われるそうですが。)
高校生相手にどのような授業をし、どのようなメッセージを伝えるか、学生への指導をどう工夫されているか、現場の方の具体的な発信は概論書では分からない細部まで知ることができるため違った面白さがあります。
あくまでもこの方お一人の経験を書かれたものという前提で、深く考えずに「へぇー。こんなことをしているんだな。」と肩の力を抜いて読める本です。
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大学教員の仕事は多岐に渡るからこそ、若いうちに研究に打ち込めないと研究者としての柱ができないものだと思った。大学パーマネント職に就けたら研究できると思ったら大間違いだ。全く逆だ。
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普段知る機会がない大学教授の仕事の日々がわかって面白かったです。
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斎藤先生のあの調子を懐かしく思い出しながらスラスラと読めました。
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大学教員の仕事を様々に挙げている。特に高校での出張授業や予備校での講演についてはいままで記載した本がないので参考になろう。
さらに卒論を書いている学生及び修士課程に進んだ学生にとっては、自分の研究生活の参考になると思われる。工学部だけでなく理系の全ての学部で考えらえるであろう。
さらに数学や理科だけでなく、国語と英語を勉強しなければならないということには実感させられる。 -
377-S
閲覧 -
大学教授。高校教師と似ているところ多数。
想像通りに近い。