愛する言葉 新装版

  • イースト・プレス (2024年11月26日発売)
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本 ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784781624013

作品紹介・あらすじ

支えあう。向き合う。溶け合う。
タローさんととし子さんの透明な愛に、
今の私は、ただただ
憧れるばかりです。 ――宮沢りえ
 
天才芸術家、岡本太郎と
そのパートナー岡本敏子。
二人が遺した、激しく熱く純粋な、
男が男のまま、女が女のまま、
愛するためのメッセージ。 
 
「愛している。
好き。
何かしてあげたい。
それだけでじゅうぶんじゃないの。」
(岡本敏子)
 
「恋愛だって芸術だって、おなじだ。
一体なんだ。
全身をぶつけること。
そこに素晴らしさがある。」
(岡本太郎)
 
【目次】
つらぬく
はぐくむ
ひきあう
かさなる
ぶつかる

あとがき 平野暁臣

感想・レビュー・書評

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  • 1. 恋愛の本質
    - 片思いの存在: 恋愛は必ず片思いが含まれているという視点が強調されています。これは、恋愛における一方通行の感情や、双方の期待の不一致を示唆しています。
    - 自分を投げ出すこと: 本書では、真の恋愛は自己を犠牲にすることが不可欠であると述べられています。愛することにはリスクが伴い、そのリスクを受け入れる勇気が必要です。

    2. 相手との関係性
    - 信頼と無条件の愛: 男女の関係は、信頼に基づき無条件の愛情が結びついていることが強調されています。互いに全力で接することが、関係を深める鍵であるとされています。
    - 情熱と緊張感: 恋愛における緊張感が、相手をより魅力的にする要因であるとし、情熱が人間関係を活性化させる力を持つことが述べられています。

    3. 性別による違い
    - 女性と男性の役割: 女性は男性を育てる役割を持ち、男性は女性によって魅力的にされるという視点が強調されています。男女の関係は相互に影響し合うものであり、両者の存在が重要であるとされています。
    - 男性の強さと女性の優しさ: 男性は力強さが求められる一方で、女性はその優しさで男性を支える役割を果たすことが強調されています。

    4. 愛の表現
    - 真剣勝負の恋愛: 恋愛は真剣に取り組むべきものであり、相手と目を合わせることが重要であるとされています。互いの存在を尊重し、心から向き合うことが求められます。
    - 感情の共有: 恋愛においては、喜怒哀楽を共にすることで、より深い結びつきを持つことができると述べられています。

    5. 人間関係の複雑さ
    - 傷つくことの恐れ: 恋愛においては、傷つくことを恐れるあまり、自己防衛を優先することがある。しかし、互いに心を開くことが重要であり、相手を信じることが関係を深めるとされています。
    - 一体感の重要性: 恋愛は、心が通い合う瞬間を大切にし、男女が一体となることが求められています。この一体感は、感情的な結びつきを強める要素となります。

    結論
    本書は、恋愛や人間関係の複雑さを深く掘り下げ、相互の理解と信頼の重要性を強調しています。恋愛は自己を投げ出すことで成り立ち、相手を育むことでより深い絆を形成することができるというメッセージが伝わっています。

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著者プロフィール

岡本太郎 (おかもと・たろう)
芸術家。1911年生まれ。29年に渡仏し、30年代のパリで抽象芸術やシュルレアリスム運動に参加。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。70年大阪万博で太陽の塔を制作し、国民的存在になる。96年没。いまも若い世代に大きな影響を与え続けている。『岡本太郎の宇宙(全5巻)』(ちくま学芸文庫)、『美の世界旅行』(新潮文庫)、『日本再発見』(角川ソフィア文庫)、『沖縄文化論』(中公文庫)ほか著書多数。


平野暁臣 (ひらの・あきおみ)
空間メディアプロデューサー。岡本太郎創設の現代芸術研究所を主宰し、空間メディアの領域で多彩なプロデュース活動を行う。2005年岡本太郎記念館館長に就任。『明日の神話』再生プロジェクト、生誕百年事業『TARO100祭』のゼネラルプロデューサーを務める。『岡本藝術』『岡本太郎の沖縄』『大阪万博』(小学館)、『岡本太郎の仕事論』(日経プレミア)ほか著書多数。

「2016年 『孤独がきみを強くする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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