日本共産党の深層 (イースト新書) (イースト新書 21)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781650210

作品紹介・あらすじ

「赤旗のライバルは、読売であり、朝日だ」と豪語する「しんぶん赤旗」の編集幹部。「キラキラ☆吉良よし子!です」の日本共産党は、平成二五年夏の参議院通常選挙で、なぜ八議席獲得の躍進を果たしたのか。原発再稼働反対!ブラック企業告発!自民党政権による国家安全保障会議(日本版NSC)法や特定秘密保護法、その延長にある憲法九条改変は、「戦争する国づくり!暗黒日本への道は許さない」が、基本政策の結党九一年の老舗政党の本質とは何か。日本共産党最高幹部への丹念な取材を重ね、その深層をいま解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • よく読む大下さんの本。
    共産党の主張がよくわかる。文章が簡単で読みやすい。政党助成金をもらっていないのは、政党助成金は税金であり一人当たり年間250円払っている。このお金は支持をしない政党にも配られるので、「思想良心の自由に反し憲法違反」であると主張している。ちなみ共産党の個人献金は101億円。

    最後のまとめにある共産党国会議員の主張がのっている。かつてのようなアレルギーを感じる人は少なくなっており、若い人にはより顕著である。50年以内には与党として政策を実現していくのも夢ではない。ちょっと長期過ぎる展望なような気もするが、そこまでも政党として継続する自身の表れとも思える。ただ間違いなく自民党があるかわからないが、共産党は存在する気がする。

  • 『#日本共産党の深層』

    ほぼ日書評 Day512

    Kindle Unlimitedに入っているので、「深層」などという思わせぶりなタイトルに惹かれ、誤ってDLしないよう、注意喚起の意味で評を書いておく。

    著者の大下英治氏、1970〜80年頃には色々活躍されたようだが、近年は発刊数だけを見ても、まともに取材して書いているのか疑問符がつく(というところで止めておこう)。

    最終章の共産党が政権を取っても中国のようにはならない、と主張する箇所は、失笑ものである。

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  • 「反自民」の受け皿政党として躍進する日本共産党の現在の姿を、党幹部や議員たちへの取材を通して解き明かした本。

    基本政策の結党91年の老舗政党ですが、以外と知らない日本共産党の現状がよくわかります。本書は、現在の日本共産党を理解するのに役立ちます。

  • 共産党の言い分を鵜呑みにし、無批判にただ書きつづっただけの本。プロパガンダ。深層が聞いて呆れる。

  • 武力革命の路線を日本共産党に押し付ける事態をめぐっては、党全体はその渦中に巻き込まれることはなかったが、党の中心部分が影響を受ける状況になってしまった。しかし、党としてはその影響を受けた一部の党幹部の誤りを明らかにし、外国な党な言いなりではなく、自主独立の立場で、党の基礎方針を確立し、団結統一を固めてきた。
    ???

  • 8/8読了。350ページを超すページ数なのにスルスルと読めてしまう。大下さんの本はいつもそう。内容そのものは毎回政治的なのに。トップ屋として長年活躍してきただけに、ものすごいスピードで、しかもわかりやすい文章で、難しいことをやさしく書く。今回もそうだった。だけど内容的には機知のことばかりで、深みはいまいちだった。

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著者プロフィール

1944 年6月7日、広島県に生まれる。1968 年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970 年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊『文藝春秋』に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983 年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」(講談社)、「トップ屋魂 首輪のない猟犬」(イースト・プレス)など400 冊以上にのぼる。
近著に、「田中角栄秘録」「官房長官秘録」「小泉純一郎・進次郎秘録」「清和会秘録」(イースト・プレス)、「映画女優 吉永小百合」(朝日新聞出版)など。

「2016年 『田中角栄の酒 「喜びの酒」「悲しみの酒」「怒りの酒」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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