ご当地アイドルの経済学 (イースト新書)

著者 :
  • イースト・プレス
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781650630

作品紹介・あらすじ

「自治体消滅」の危機が叫ばれ、地方創生の必要性が議論されて久しい昨今、本当にこのまま地方経済は衰退してしまうのか。ご当地アイドルのライブに集まるファンの熱い声援を目の当たりにすると、まだまだ再生のチャンスはあるのではないか。AKB48グループが地元の要請に応えて初めて大都市圏以外に進出する「NGT48」、全国のご当地アイドルにライブ会場を提供する「東京アイドル劇場」、現役アイドルへの直接取材をもとに、地方から日本経済を活性化するためのヒントを探る。NGT48キャプテン・北原里英との対談を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 地方で活躍するローカルアイドルの可能性や現状、いままでのアイドルの栄枯盛衰、そしてこの先のアイドル運営の厳しさなど、読んでいてかなり興味深いものがありました。NGT48の活動拠点である新潟では、首都圏からファンを呼び込まなければ運営は難しいことや、そのほか現在活躍しているローカルアイドルがいかにファンの力を必要としているかが分かり、彼女たちの懸命な活動に胸を打たれる一冊でした。

  • 新潟を本拠地にしたAKB48グループの新グループNGT48を例に、ご当地アイドルの市場を経済学の知見を元に分析した本です。
    経済的、社会的に地方の実情を踏まえ、各地のご当地アイドルの活動や市場がもたらした成果や実情から、民間主導の地方再生、活性化の優位性が説かれています。
    また、経済学だけではなく、大瀧詠一の「分子/分母論」、日本の芸能界を作った人々が抱いていた「アメリカの影」、AKB48グループの総合プロデューサーの秋元康氏の「心のポートフォリオ」など芸能史、文化論に踏み込んだ箇所は興味深かったです。

    アイドル市場の活性がデフレ不況下での現象であり、デフレ脱却がアイドルに冬の時代をもたらす…
    しかし未来はある!
    それは、ローカル化とグローバル化。

    だと…自分は読み解きました。
    あれ?
    これって最近似たような結論の本が…


    冷静に分析されていますが、著者のアイドルたちに対する愛情は隠しようもない…そう感じます。

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著者プロフィール

1961年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科単位取得退学。現在、上武大学ビジネス情報学部教授。専門は経済思想史・日本経済論。『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、2004年、第47回日経・経済図書文化賞受賞)。(2011年5月現在)

「2015年 『デニス・ロバートソン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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