そうだったのか!古事記 (文庫ぎんが堂) (文庫ぎんが堂 む 1-1)

著者 :
  • イースト・プレス
4.00
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781670393

作品紹介・あらすじ

古事記を読んだことのない世代に、日本にはこんなに面白く優れた書物があったことを知ってもらいたい!―と、官能作家の睦月先生が一大決心。秘書の忍ちゃんを相手に、この日本最古のロマンを読み聞かせることに…。イザナギ、イザナミの二神が子造りをする色っぽい冒頭に始まり、日本初のストリップを披露したアメノウヅメの命のエピソードなどなど、知ってるようで知らない古事記を丸ごと新解釈。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  官能小説家・右翼マンガ家ほか三足のワラジを履く睦月影郎だけに、フェチ心と愛国心に充ち満ちた「古事記」の紹介になっている。
     おさな心にアメノウズメにはときめきを覚えたし、長じてオオゲツヒメにもやもやした。カバーイラストに描かれた女神はウズメだろうか?
     著書にかかったら、古事記はフェティッシュ満載だ。
     旧約聖書にせよ古事記にせよ、最初の方はファンタジックで面白いのだが、後ろへゆくと歴史的記述が多くなり、感興を削ぐ。
     本書も上つ巻だけ読んで、長らく放置していた。
     久々にひもとく。古代天皇には奇人変人も散見するので、そこをフックに読み通す。

  • 書店でタイトルだけ見て「およ? 池上彰お父さんが古事記の解説とな?」と思ったが違った(たぶん出版社の狙い通り) / 現在に至るまで、実にたくさんのアニメ・漫画で元ネタとして使われる古典中の古典『古事記』を現代っ子向けに分かりやすく解説する本。 /ストーリーの辻褄があわない所や、今の視点で見るとヘンな箇所にもしっかりツッコミが入る辺りが、けっこう親切な設計(笑)。作者が作者なだけに、性的なメタファへの言及が多めなので、真面目な人は怒るかもしれない。

  • 簡単に楽しく古事記を知りたい人にはオススメ! 少し考え方や下ネタが人によっては微妙かもですが、キツくはなく、内容も非常にわかりやすい。
    古事記の入門としては素晴らしいくらいでした。

  • 古事記についてはほぼ無知なので内容の正確さについてはわからないが,読みやすいのは確か。

    著者とその秘書の会話による解説はおもしろく読みやすい。

    古事記について手っ取り早く知りたいなら読む価値はあると思う。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

睦月影郎(むつき・かげろう)
昭和31年1月、横須賀市生まれ。
神奈川県立三崎高校卒業後、職を転々としてから23歳で官能作家デビュー。
著書は600冊に達する。官能の他、本名の奈良谷隆名義では時代物や戦記を
書き、ならやたかし名義ではマンガも出す(代表作、ケンペーくん)。
特技、剣道、居合道。日本文芸家クラブ副会長、日本漫画家協会会員。

「2019年 『ぼくのマンガ道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

睦月影郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×