光市母子殺害事件 (文庫ぎんが堂)

  • イースト・プレス (2012年9月30日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781670775

作品紹介・あらすじ

1999年、山口県光市で23歳の主婦と生後11か月の娘が殺害された。逮捕・起訴された18歳の「少年」の裁判をめぐり、遺族・本村洋氏は、被害者の置かれた理不尽な状況を率直に表明。司法、メディア、死刑廃止派の弁護士らを巻き込み、事件は社会現象となっていった。2012年、当初の「無期懲役」を覆し、被告の「死刑」が確定。事件直後から本村氏を支えてきた二人の書き手と共に、事件の全貌を振り返る。巻末に本村氏の最後の記者会見を全文収録。

光市母子殺害事件 (文庫ぎんが堂)の感想・レビュー・書評

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  • 本村さんの頭脳の明晰さに驚かされる。

    被害者や被害者家族のための司法整備に貢献されたのは歴史的にみても凄いことだと思う。

    しかし、被害者家族が本村さん以外の人間であれば、同じ結果にはならなかったであろう。その意味で司法の公平性について考えさせられた。

  • 事件発生から死刑判決までの13年間が本村洋さん、宮崎哲弥さん、藤井誠二さんが鼎談形式で綴られる。

    本村さんにとって、この13年間は過酷で、孤独な闘いであったに違いない。

    光市の母子殺害事件をニュースで知った時、余りに残虐な事件に驚いた。それでも遺族の本村さんが、毅然とした態度でインタビューに答える姿には、あの若さで芯のある青年だと感心したものだ。犯人が少年であるがゆえ実名報道されず、マスコミの報道も被害者と遺族に集中するのには不公平さを覚えた。

    そんな中、裁判では死刑廃止派の弁護士団が束になり、本村さんに襲いかかる。被害者遺族が、こうした個人の主義主張のための踏み台にされてよいのか、被害者遺族がこんな理不尽な処遇を受けてよいのかと怒りを覚えた。

    少年法、司法制度、被害者と加害者について深く考えさせらる作品だった。

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