恋愛論 完全版 (文庫ぎんが堂)

著者 :
  • イースト・プレス
3.14
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本棚登録 : 215
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781671123

感想・レビュー・書評

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  • 映画「キャロル」のレビュー記事で取り上げられていたので手に取り、著者の過去が語られ始めたところですでに読んでいたことに気づいた。『桃尻娘』シリーズが大好きだった30年近く前に読んで、そのあと自分の中では読んでないことになっていたのは、まああんまりピンとこなかったのだろう(そして陶酔能力が低いまま今に至る)。

    今回は「あーはいはい」「しらんがな」が7割、「あるある」「爆笑」が1割、「よかったね」が2割。講演時の橋本クン(ここはカナ)より年を食ってしまうと、まあそんなものである。あとがきからすると、著者も40過ぎた中年に「大丈夫」と伝える気はなかったようだし。ただ、彼の美しい思い出話に対してよかったねと思えたことにはほっとした。そこにすら白けた気持ちになってしまっていたら、自分の硬直加減に暗澹とするところだったから。

    勝ち負けとかその場で一番の男とか、そういうのは別にどうでもよくて、やさしくしたりされたりしていい相手がいたらすてきよねって思うだけだけど。そういうのは本書によると恋愛ではないらしく、だったら恋愛じゃないということでいいです。そのあたりをだれかに教えていただく気もないし、ただこの本は橋本クンの恋バナ本としてキュートなんじゃないの、って思う。

  • これ、講演で聞きたかったなぁ。そうしたら、もっとすっと分かったような気がする。

  • 同名の作家さんと間違えて購入。だが、面白かった。この人の作品また読んでみたい。有吉佐和子さんのことを書いた、誰が彼女を殺したか?が、特に面白かった。

  • なんだかよくわからないままのこったのは、凄いものを読んでしまった、という感覚だった

  • 本屋さんで特集されてたから買った。独特!バブルのときにすごい流行った本らしいけど、新鮮だった。女性的な語りだった。

著者プロフィール

橋本治
1948年3月25日 - 2019年1月29日
東京生まれの作家。東京大学文学部国文学科卒業。イラストレーターを経て、1977年に小説『桃尻娘』を発表、以後文筆業を中心とする。同作は第29回小説現代新人賞佳作となり、映画・ドラマ化もされた。1996年『宗教なんかこわくない!』にて第9回新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』にて第1回小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』にて第18回柴田錬三郎賞、2008年『双調 平家物語』にて第62回毎日出版文化賞、2018年『草薙の剣』で第71回野間文芸賞をそれぞれ受賞。
編み物にも通じており、1989年『男の編み物(ニット)、橋本治の手トリ足トリ』を刊行。自身の編んだセーターを着てCMに出演したこともあり、オールラウンドに活躍を続けた。

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