- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781680293
作品紹介・あらすじ
日本人が愛してやまない国民食・カレーライスとは、いったい何なのか?インド、イギリスを経て日本にたどり着いた後、独自の進化を遂げ、今や日本オリジナルの料理になっているカレーライス。そんなジャパニーズ・カレー150年の歴史から、世界で日本人だけがこだわっているカレー作りの7つのポイント、カレーのおいしさの構造分析まで、カレーライスの未来につながるアイデアを、カレースター・水野仁輔が大放出。日本のカレーの明日は、この1冊と共にある。
感想・レビュー・書評
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カレースター・水野仁輔さんによる、日本人の国民食であるカレーの歴史、文化、多様性、将来予想についてまとめた書籍。
インドからイギリスを経て日本にやってきてカレーは、食品メーカーによるカレールウ開発により、全国民の間で「おふくろの味」となっていったとの解説には納得した。
日本独自のカレー4タイプやカツカレー、カレーパンの発祥年や発祥の店名まで書いてあり、流石はカレースターを自称するだけはある。
ゴーゴーカレーやココイチ、ハウス食品の海外戦略の話がトップや事業担当者へのインタビューに基づいた内容で興味深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カレー名人が総括する日本カレーの今昔。
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配置場所:摂枚普通図書
請求記号:383.8||M
資料ID:95180149
インド、イギリスを経て日本にたどり着いた後、独自の進化を遂げたカレーライス。そんなジャパニーズ・カレー150年の歴史から、カレー作りのポイント、カレーのおいしさの構造分析までが徹底紹介されています。
(生化学研究室 大塚先生推薦) -
383.8
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カレー文化のあるのは日本だけである、っていうのが「おおう!」と来た。
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筆者があまりにカレーにのめり込みすぎていて面白さを感じてしまう。そもそも職業(?)カレースターとはなんだ。文章中も、”カレーライスがなぜおいしいかを論じるのは、少し滑稽な気がする。リンゴがなぜ木から落ちるのかと同じくらい自明なことだ。”とか”カレーのオープンソース化”(カレーのレシピの共有化)とか笑ってしまう。
内容はカレーのタイトルの通りカレーのルーツが主。日本のカレーの今後の進化にも期待しているようだ。カレー◯◯とかカレー風味の◯◯とか、カレーは本当に無限の可能性を秘めている。なお、私がはじめて知ったことは、カレー粉自身には味はないということ。