飼い猫のひみつ (イースト新書Q)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 61
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781680323

作品紹介・あらすじ

勝手気ままなネコたちは、いかにして愛すべき隣人になったのか?
砂漠を生きる野生ネコが、コタツで丸まるネコになるまでの謎を解く。

人と共存する生き物のなかで、唯一「単独性」があり、狩人の技を持つネコ。
その祖先は犬と同じ「ミアキス」であり、現存する約30種のネコ類のうち、
リビアヤマネコだけがイエネコへと進化した。

ヒトの手により家畜化されたイヌとはちがい、社会性がありリーダーを立てて生きる犬と違い、
野生ネコを手なずけ、ペットにするのは困難だ。
ネコが誕生する歴史を紐解くと、
ネコが自ら人へ歩み寄った、ある時代の局面へとたどりつく。
勝手気ままなネコたちは、
いかにして人と共生する道をたどったのか?
本書では、ネコの進化の謎から、中世の世界を旅したネコの受難、
日本のノラネコたちの謎多き暮らしぶりまで、
ネコが人を魅了し続ける歴史とそのひみつを探る。

感想・レビュー・書評

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  • 動物学者・今泉忠明氏による「猫」の新書。タイトルには「飼い猫」とあるけども内容的には猫の祖先から現代猫までの歴史を辿っていき、いかにしてヒトに身近な動物のポジションに収まったか、を読める本。

    想像していた以上に情報量も多くて面白い。案外歴史好きも楽しめる内容では。
    日本画に描かれた猫のしっぽについて、とかかなりニッチなテーマでは?

    猫の表情や姿勢の図を見ていたら本物を見て確かめたくなりました。



    1刷
    2021.1.2

  • 面白くわかりやすい。自分の求める情報は少し不足していたのと、タイトルから連想される中身ではなかったこと、また終わり方が少し尻すぼみな印象はありつつ、内容としては興味深かった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/729588

    猫好きは読みたくなる、飼い猫の歴史。

  • 犬派の私的には興味あるお話でした。

  • ネコの尿中に含まれるアミノ酸、CArboxylesterase like Urinary eXcreted proteINでコーキシン。
    性フェロモン。

  • 猫がとのように生まれ、飼われるようになったのか。

    ネズミをとるからというのはもう周知だけど、魔女狩りやら迷信、海が荒れたら沈めてもらうためなど、世界で猫は殺されてきたこともある。

    魔女狩りほど馬鹿馬鹿しいものはない。
    罪のない人を異教の疑いがあるだけで、子供まで殺すのだから。

    日本で描かれた猫では江戸時代長尾が流行っていたので長尾の猫が描かれていたが、途中から短い尾が流行り、描かれる猫たちもそうなった。
    短い尾が好まれるようになり、猫の尾を切ることがあったらしく、切ったからといって遺伝子が変わるはずもなく、人間のやることは馬鹿だなぁ、酷いなぁと思った。

  • 978-4-7816-8032-3 204p 2017・9・20 初版1刷

  • 猫の習性についてわかりやすく書いてありました。表紙のモデル猫ちゃん、好きなのです

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著者プロフィール

今泉 忠明(いまいずみただあき)
動物学者。日本動物科学研究所所長。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒。上野動物園で動物解説員を務めたのち、現在は、日本動物科学研究所所長、静岡県伊東市の日本ネコ科動物研究所所長・ねこの博物館館長を歴任。『飼い猫のひみつ』(イースト・プレス)、『図解雑学 最新ネコの心理』(ナツメ社)、『ざんねんないきもの事典 正・続・続々』(高橋書店)『愛くるしすぎるイキモノ パンダのすべて』(廣済堂出版)など著書、監修書多数。

「2023年 『マヌルネコ 15の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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