カラーでよみがえる軍艦島 (イースト新書Q)

  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781680811

作品紹介・あらすじ

海に浮かぶ世界遺産「軍艦島」
かつて栄華を極めた島の暮らしが、カラー化した写真で生き生きとよみがえる!

これまで、モノクロでしか見ることのできなかった軍艦島の暮らし・人々の様子が、
最新のAI彩色技術によって、ふたたび息づく。

特異な環境に生きた島民が、厳しい労働をこなしながらも、豊かな生活を送る活気が伝わってくる。

軍艦島の誕生から廃墟化、2015年の世界遺産認定、そして世界遺産から7年。現在の軍艦島までを追う。
2022年書きおろしの、元島民インタビューも収録。

軍艦島の生活や建物に関する謎や雑学を、わかりやすく読みやすい文章、カラー写真、地図・図説で解説!

序章:軍艦島の発見
第1章:炭鉱としての軍艦島
第2章:超人口過密島での生活
第3章:知られざる建築物の実態
終章:閉山から現在まで

感想・レビュー・書評

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  • 過去の風景を白黒で認識していたことに、改めて気付かされた。カラーになると生活感やリアリティが段違い。10年前くらいに上陸ツアーに参加したこともあり感慨深いものがある。

  • <目次>
    序章  軍艦島の発見
    第1章 炭鉱としての軍艦島
    第2章 超人口過密島での生活
    第3章 知られざる建築物の実態
    終章  閉山から現在までの軍艦島

    <内容>
    世界遺産軍艦島を丁寧にかつコンパクトにまとめた本。写真(当時のものに着色したもの)がふんだんに使われ、見やすい。観光的な説明はほぼ無く、資料的な本である。  

  • 軍艦島の暮らしを掘り下げた内容。写真集では無い。、

  • 序章 軍艦島の発見
    九州の片隅にある海底炭田の南端に位置する小さな無人島
    風雨にさらされる環境が島を鉄壁の城塞へと変えた

    第1章 炭鉱としての軍艦島
    日本の工業発展に貢献した軍艦島産の良質な石炭
    手掘りから24時間機械化体制へ
    採炭現場の技術進歩の歴史

    第2章 超人口過密島での生活
    住居インフラ 鉱員なら家賃はタダだったが住居は地位による格差あり
    入浴 内風呂付きの住居はごくわずか
    海水も使われた共同浴場の実態

    第3章 知られざる建築物の実態
    16~20号棟(鉱員社宅)
    5つの建物がズラリと並ぶ
    島民が愛した「9階建て」
    65号棟(鉱員社宅・保育園)
    暮らしやすさで人気トップクラス
    島内最大規模の住戸数を誇る

    終章 閉山から現在までの軍艦島
    時代は石炭から石油へ
    人口減が進む1960年代

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著者プロフィール

風来堂:編集プロダクション。国内外問わず、旅、歴史、アウトドア、サブカルチャーなど、幅広いジャンル&テーマで取材・執筆・編集制作を行っている。バスや鉄道、航空機など、交通関連のライター・編集者とのつながりも深い。編集した本に『秘境路線バスをゆく(全8作)』『“軍事遺産”をゆく』『地下をゆく』(イカロス出版)、『攻防から読み解く「土」と「石垣」の城郭』(実業之日本社)、『路線バスの謎』『ダークツーリズム入門』『国道の謎』『図解 「地形」と「戦術」で見る日本の城』『カラーでよみがえる軍艦島』(イースト・プレス)、『ニッポン秘境路線バスの旅』(交通新聞社)、『2022年の連合赤軍 50年後に語られた「それぞれの真実」』(深笛義也著、清談社Publico)、『日本クマ事件簿』(三才ブックス)などがある。

「2024年 『ルポ 日本異界地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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