ロマンチストは止まれない! (Splush文庫)

著者 :
  • イースト・プレス
3.29
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本棚登録 : 48
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781686011

作品紹介・あらすじ

高校の同窓会が催された夜、雪道はずっと片思いをしていた仙光寺と再会した。酔った勢いで体を重ねてしまい、その後も再燃した恋心は膨らむばかり。だが、離れていた間に自分はチンピラ、仙光寺は社長になっていた。釣り合いのとれない相手に不安を抱いた雪道はもう会うことをやめたほうが良いと告げる。しかし、自分も雪道を想っていたと言う仙光寺は、及び腰になる雪道に猛烈なアプローチをしかけてきて……!?

感想・レビュー・書評

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  • ちょっぴり攻x攻テイストあり。
    受も攻もアウトローに片足突っ込んでいて、個人的にはちょっと苦手だったけど、すれ違い溺愛コメディとして面白かったです。

    八重垣君と弟君の後日談がもうちょっとほしかった…!

  • チンピラの雪道と会社社長の仙光寺。全く違う道を歩んできた2人だけど、お互いのことが大好きで、忘れられなかったのは同じ。最初は雪道が素直になれずに反発していたけれど、時間がたつにつれてどんどんバカップルにしか見えなくなってくる。自分のことを後回しにする雪道と、雪道のことしか考えていない仙光寺を見るのが楽しかった。

  • 乙女攻め最高だ!ツンデレ受け最高だ!
    不動産会社社長×チンピラ
    再会モノ大好きです。乙女な攻めの仙光寺は男前なんだけど考え方が独特でちょっと変。でも自分の考えは絶対曲げない。受けの雪道はチンピラなんだけど、ツンデレなんだけど、そこが可愛いの。砂糖菓子でできたウニって例えはよくわからないようで、よく出来た例えだと思う(笑)そんな元同級生、お互い当時から好きすぎて拗らせまくっててそのズレが楽しかったです。
    SSのローションたぷたぷ仙光寺、面白すぎです
    ハルくん、ブラコンだな?
    必ず訪れるであろう仙光寺とハルくんのバトルやまだ諦めていない雪道の上下バトルなど続きが読めたら嬉しいなぁ( ͡° ͜ʖ ͡°)

  • ▼あらすじ
    高校の同窓会が催された夜、雪道はずっと片思いをしていた仙光寺と再会した。酔った勢いで体を重ねてしまい、その後も再燃した恋心は膨らむばかり。だが、離れていた間に自分はチンピラ、仙光寺は社長になっていた。釣り合いのとれない相手に不安を抱いた雪道はもう会うことをやめたほうが良いと告げる。しかし、自分も雪道を想っていたと言う仙光寺は、及び腰になる雪道に猛烈なアプローチをしかけてきて……!?

    ***

    ★4.5
    面白かったーーー!!!テンポも良いし、サクサク読めるのにストーリーもしっかりしていて最後まで飽きる事なく楽しむ事が出来ました!
    高校の頃から両片思いしていたという最初から好き合っている者同士のお話で、片方は、顔良し、頭良し、運動神経も抜群で大会社の社長という所謂スパダリ系、もう片方はヤクザの端くれもいいとこなチンピラなんですが、一見、何の接点も無さそうな二人がいかにして仲良くなったのか、男同士なのにどうして好きになったのかという説明がしっかりしている為、物語の流れも自然で全体的に完成度の高い作品に仕上がっていると思いました。

    また、攻めと受けの会話が非常に面白く、思わずクスッとなる場面もしばしば。
    どちらも好き合ってはいますが、愛の比率で言ったら攻めの方が圧倒的に重く、恋人岬のシーンを含め、受けの事になるとやや暴走気味になるところが面白かったです。
    (そして基本的に受けの方が常識人で、ツッコミ役になっているのがまた面白かった…笑)
    でも、思わずキュンとしてしまうような場面も沢山あり、特に漁港で二人が写真を撮り合うシーンは挿絵が素敵だった事もあって、とても印象に残りました。
    何て言うか、ちょいちょい子供っぽくて可愛いんですよね。この二人。

    受けも受けでチンピラなんだけど、根っからのワルって訳じゃなくて、本当は真面目で優しいのに一生懸命悪ぶってる感じがひしひし伝わって来て、何だかもどかしさを感じさせるキャラクターでした。物語の後半で攻めが、ウニの例えと赤鬼の例えを出すのですが、これが的確過ぎて納得(笑)
    あと、可愛い見た目に反して強気な上に、最後の最後までタチを諦めなかったり、弟分を守ったりと要所要所で男らしさをしっかり感じさせてくれたのも良かったです。
    最近、こういう男らしい受けのお話を読んでなかったので新鮮でした。

    基本的には甘めな雰囲気のお話ですが、暴力描写を含む(軽度ですが)ヤクザ絡みのシリアスなシーンもある為、読み応えはバッチリです。
    笑わせるところは笑わせて、締めるところは締める。
    そんな甘過ぎず、辛過ぎずな非常にバランスの取れた作品で、個人的にはかなり楽しめた部類の作品でした。
    …ただ、強いて不満を挙げるならラストの問題の解決の仕方がちょっと引っ掛かる…かな?ほんのちょっと、ですが。
    攻めは完全に堅気の仕事をしていると思っていたので、「あっ…そうなんだ…^^;」と。
    正直、受けがヤクザの世界に居た分、攻めはそういうのとは全く関わりのない世界に居てくれた方が印象は良かったかな。
    それでも自分の中ではストーリーといいキャラクターといい、限りなくパーフェクトに近い作品でしたし、やっぱり全体的な評価としては凄く面白かったので、終わり良ければ全て良しってことで!(笑)

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