みんなのなやみ2 (よりみちパン!セ)

著者 :
  • イースト・プレス
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781690261

感想・レビュー・書評

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  • 「親の期待を裏切れ」これが一番いいアドバイス。逆に言えば「親は子供に期待するな」って事だろうけど。あと「(子供には)失望させよ」というアドバイスも中々。失望を繰り返す事で結果的には絶望しない強い人間に育つんだろうとと思う。
    それにしてもよくこれだけの悩みのパターンを集めたなという印象。特に親にカルト的宗教を強要されてる子供へのアドバイスはテクニカルで他の悩みに対する精神論・教訓めいたものとは異色の回答になっているのが興味深い。これが安易な新興宗教批判に陥らない文学者としての矜持だろうか。あとは妹が障害者である姉の悩みは小説が書けるんじゃないか?と思えるほど泣けてくる。

  • 重たい悩みが多くて
    正直 まいった

    良い子になろうと 親の前で緊張してしまうとか
    再婚家庭で 自分の居場所がないとか
    障害者の妹と生きていく将来が不安とか
    突然に母を亡くした友人のこととか
    親が死亡事故を起こしてしまったとか

    本当に 重い現実を背負ってしまった子どもたちの声
    呻きと言うべきか

    それに 重松さんが きっと真剣に向き合って
    応えようとしているのだろう

    でも 彼自身も 何度も繰り返すように
    キレイゴト になってしまう答え
    どうにも答えようのない現実の重さだから

    彼以上の答えが出せるなんて思えないけれど
    でも、これを読んで 子どもたちは気持ちが楽になっただろうか

    重松さんをもってしてもできない
    言葉の限界だなぁ・・ と思った
    近くにいれば ぎゅっと抱きしめてあげられるのに

    言葉じゃなくて 身体、
    存在そのものなんだろうね
    最後は

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プロフィール

重松 清(しげまつ きよし)。1963年、岡山県生まれの小説家。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て、フリーライターとして独立。ドラマ・映画のノベライズなどを手がけたのち、1991年『ビフォア・ラン』で小説家デビュー。
1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2000年『ビタミンF』で直木賞、2002年『流星ワゴン』で「本の雑誌年間ベスト1」、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。
山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞選考委員を務める。2017年、早稲田大学文化構想学部客員教授に就任。
『とんび』、『青い鳥』、『流星ワゴン』をはじめ、多くの代表作がドラマ化、映画化されている。

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