虜囚 (ソーニャ文庫)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 135
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781695013

作品紹介・あらすじ

両親のとつぜんの死により、公爵位を継いだラルフ。清らかな心を持つ姉シャーリーに異常な執着心を抱いていた彼は、両親に邪魔されないふたりだけの日々を満喫していた。シャーリーとラルフには血の繋がりはない。いつか彼女にその真実を告げて結婚し、ずっとふたりで生きていくと決めていた。それなのに、シャーリーに恋人ができたと知らされて-。『監禁』と同じ物語を弟のラルフ視点で描く、sideB。

感想・レビュー・書評

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  • 弟ラルフ視点の『監禁』ネタバレ編。
    う~ん、シャーリーが好みじゃない。全体的にいまいちみたい。
    この作者さんにはもっと期待しちゃうので、もの足りません残念。

  • 「監禁」と同じ話を弟ラルフ側の視点で書かれたお話。

    ラルフがシャーリーのデートに先回りして見張っていたり、シャーリーを襲った日に人殺ししてたり、シャーリーを襲ったのは自宅の中庭で、召使いたちも見ていたんだって、「監禁」には出てきていなかった設定が出てきて、確かに答え合わせな感じがしました。

    「監禁」ではシャーリーの記憶がなくなってラルフがしたい放題になってるところで終わってますが、こっちではその後の生活も書かれていて、最終的にシャーリーとラルフに血のつながりがあるってオチには驚きました。

    ラルフはシャーリーを血のつながらない姉だと思っていたから、立場は姉弟だとしても、普通の女としてシャーリーを愛していたことになりますけど、シャーリーはラルフと血のつながりがあることを知っていてラルフを愛していたとなるので、本当に病んでるのはシャーリーの方なのかなって思いました。

    二人に子どももできてたし、近親相姦ものはあまり好きじゃないので、最後のオチでちょっとため息が出ちゃいました。。。

  • 双子姉弟近親相姦TL、弟ラルフsideB。シャーリーへの異常な執着心で陰湿かつ鬼畜にひたすら突き進む弟ラルフのお話ですが。身内にストーカーが居るようなものですが、誰も止めないからエスカレートしまくって、最終的に突き抜けて終わる。しかし、ここまでヤりきられると最早物申す隙もないというか、いっそ清々しいほどに正しい背徳モノと言えるかもしれない。

  • ヤンデレが好きなので萌えました。

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著者プロフィール

仁賀奈(にがな)
小説家。主にティーンズラブ小説、BL小説のジャンルを手がける。代表作のひとつ『シンデレラ・クルーズ』を刊行したフランス書院ティアラ文庫をはじめ、多くの出版社から著作を刊行し続けている。

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