鍵のあいた鳥籠 (ソーニャ文庫) (ソーニャ文庫 と 1-4)

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781695310

作品紹介・あらすじ

男爵令嬢ミレイアには、幼い頃から兄のように慕う存在があった。それは九歳年上の侯爵家嫡男エイドリック。しかし二年前、その彼に無理やり純潔を奪われてからというもの、彼女は男性に対して恐怖心を抱くようになっていた。人を避け、屋敷に閉じこもる日々…。そんな中、留学していた彼が領地に戻ってきた。何事もなかったかのようにふるまう彼に困惑するミレイア。だが二人きりになった途端、彼は「兄」の仮面を脱ぎ捨てて-。

感想・レビュー・書評

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  • やはりこの作者さんの書くヤンデレ執着ヒーローは好き。しかも感情なく生きてて9才の時に会った赤子に入れ込んでずっと囲いこんでいくのは好物です。
    鍵になってるけどヒロインが身分がとか妹としてしか見られてないとか犯されたのに何言ってるの?、といつまでもグジグジしてるのは鬱陶しかったけど、王族の後継問題にこう絡めるのかと描写が上手いなと思った。

  • 今回のソーニャっぽい人は、エイドリックですね。
    最初にミレイアを見初めたときの年齢がロリコンの域で、そのときからじわじわと自分の言うことをよくきくミレイアにしてます。身分の差から自分から離れようとしたミレイアの純潔を奪って、その後自分が国外にいるときに虫が付かないような状況に持って行ってます。

    最後まで読むと、確かに籠の鳥は、鍵を開けていてもその籠の中に入ってくるって感じがしました。

    再度ミレイアがエイドリックから離れようと考えたとき、あとで撤回しましたが、撤回せずにマリウスが手を回してミレイアを隠してしまったっていう展開も見たかったです。ものすごく執念深く追い回しそう。

    あと、マリウスとセレスティアの話ももっと読みたかったです。
    マリウスもエイドリックと似てる感じがして、セレスティアを手に入れるために味方に引き入れ、婚約者として自国に招いたってとこ、詳しく知りたいです。

  • 侯爵家嫡男のエイドリックと男爵令嬢ミレイアの執着愛。
    エイドリックの病んでる愛はいいんだけど、ミレイアの流され加減は楽しくない。
    脇役の第二王子マリウスとセレスティア王女の話がもっと知りたい。

  • 自分の気持ちに気付かない幼いヒロインは苦手。
    その割りに押してくるヒーローには嫉妬するのな。

  • 償いの調べは好みだったけど、今回は何も響かなかった。
    二人の心の応酬や押し引きがなかったからかな。主人公が一度は、決められた人生に抗って欲しかった。
    男も機微があまりなく、相手を求める渇望を表に出すことがあまりなかったのがおしい。

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著者プロフィール

ファンタジー小説や恋愛小説をwebにて発表。2011年、「勇者様にいきなり求婚されたのですが」にて「アルファポリス第4回ファンタジー小説大賞」特別賞受賞。2012年に同作品で出版デビューに至る。

「2020年 『聖獣様に心臓(物理)と身体を(性的に)狙われています。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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