残酷王の不器用な溺愛 (ソーニャ文庫)

著者 : 八巻にのは

• イースト・プレス (2018年3月3日発売)

作品紹介・あらすじ

血も涙もない残酷王と恐れられるグラントに嫁ぐことになったヒスイ。
周囲から哀れみの目を向けられるが、
彼はヒスイの初恋の相手。この結婚を心から喜んでいた。
けれど、ドキドキしつつ迎えた初夜、彼から「さっさとすませよう」と言われてしまう。
がっかりするヒスイだが、忙しい彼の手を煩わせないようにしなくてはと、
彼が持っていた媚薬を一気飲み!
それを見てなぜかひどく動揺するグラント。
強面な外見とは裏腹に、彼の愛撫はひどく優しくて……。

強面な残酷王×一途な王女、両片思いの結婚生活!?

感想・レビュー・書評

[へきくうさんの感想 · 2019年6月22日]

残念すぎる残酷王（笑）これ、ほんとソーニャなの？って思ったけど、仄暗い狂気というか、そんなのを抱えてるのね。んで、まさかのDTかーーーい！！

[lovenovelsさんの感想 · 2022年1月24日]

人々から恐れられるグランドに嫁ぐことになったヒスイ。初恋の相手と結婚できるのを喜んでいるヒスイだけど、周りから全く信じてもらえないのがもどかしい。グランドまでも信じていないのが余計に。不器用でちょっとズレたグランドの行動ですれ違う２人はもどかしいけれど、溺愛っぷりは見ていて楽しい。子供っぽく見えるけど結構しっかりしているヒスイと、ヒスイのこととなると残酷王らしさがなくなるグランド。そんな２人のやり取りが楽しかった。

著者プロフィール

2012年作家デビュー。乙女ゲームの脚本や『残酷王の不器用な溺愛』(ソーニャ文庫)をはじめ、キャラクターの魅力が生き生きと描かれた作品で好評を博す。思わず吹き出してしまう会話劇や、主人公たちがストーリーを経て成長していく様子がコミカルに描かれ、読者を惹きつけてやまない。

「2022年 『桜花京用心棒綺譚 花咲く都の冥中将』 で使われていた紹介文から引用しています。」