妄想騎士の理想の花嫁 (ソーニャ文庫)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781696270

作品紹介・あらすじ

ひょんなことから、初恋の幼なじみ・クリスと結婚することになったアビゲイル。

しかしその心中は複雑だった。

クリスには昔から一途に愛する女性がいるからだ。

「ああ、俺のかわいいマリアベル!!」

彼の最愛の人――それは、アビゲイルが書いた小説のヒロインだった!

妄想の中のマリアベルにしか欲情しないと断言していた彼。

それなのに、迎えた初夜……。

「お前を抱きたくて仕方ない」

飢えた獣のような目で見つめられ、濃厚なキスをしかけられ――!?



恋敵は小説のヒロイン!? 幼なじみの騎士と目つきが悪い小説家のすれ違いラブ!

感想・レビュー・書評

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  • 最初からお互いのことが大好きにしか見えないアビーとクリス。でも、クリスのマリアベルへの愛が強すぎて、すれ違うのがもどかしくて仕方がない。自分の気持ちにすら気が付かないクリスの鈍感さだけでなく、アビーの自信のなさも大きな原因だったと思うけれど。想像力が豊かすぎて、思い込みが激しい2人。今後もすれ違ったり、お互いのことを想いすぎて変な方向に考えが進んでしまうこともありそう。それでも、別々の人生なんて考えられない2人はきっと一緒に幸せに暮らすんだろうな。と思えて嬉しくなった。

  • じれったい。

  • 騎士と残念男子の二足の草鞋シリーズ(?)三冊目。っても、多分前2作とは特に関連はない(はず)。騎士のクリスのキャラが、天然脳筋なのに読書家(というかオタク男子)っていう、なかなかの異色モノ。あと、ヒロイン、アビーちゃんのヤバい手作りサンドイッチをクリスが食べた瞬間の挿絵があったのが、かなりよかった。ソーニャなのにコメディ推し。そんな八巻先生の路線が楽しくて好きですわ。

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著者プロフィール

2012年作家デビュー。乙女ゲームの脚本や『残酷王の不器用な溺愛』(ソーニャ文庫)をはじめ、キャラクターの魅力が生き生きと描かれた作品で好評を博す。思わず吹き出してしまう会話劇や、主人公たちがストーリーを経て成長していく様子がコミカルに描かれ、読者を惹きつけてやまない。

「2022年 『桜花京用心棒綺譚 花咲く都の冥中将』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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