社会のイメージの心理学 新版: ぼくらのリアリティはどう形成されるか (セレクション社会心理学 5)

著者 : 池田謙一

• サイエンス社 (2013年4月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は20年前の初版を大幅リニューアルした新版。当時と比べて日本社会は大きく様変わりし、東日本大震災という大きな悲劇も経験した。本書では、「社会的現実」について長年研究を重ねてきた著者が、これまでの研究素材をふんだんに盛り込み、様々な角度から論じている。震災後の日本社会における突破口を模索した一冊ともなっている。

感想・レビュー・書評

[奇数屋タバエフさんの感想 · 2020年7月13日]

社会的現実についての基本を理解できた。これにより、マスメディアが構成する社会的現実を参照し、内容分析の説明につながりうる。

[sergさんの感想 · 2018年11月13日]

948円購入2018-06-23

[gakudaiprofさんの感想 · 2013年4月12日]

　最初の１章では、どちらかというと原発開発者や国寄りのような意見になってしまっていたが、それ以降は違っていた。ミルグラムの実験のような古い研究から、ソーシャルメディアの研究まで幅広く扱っているので、卒論のテーマを選ぶために役立つであろう。

著者プロフィール

池田　謙一（いけだ　けんいち）　同志社大学社会学部・大学院教授。博士（社会心理学）。東京大学文学部卒業，東京大学大学院人文社会系研究科教授などを経て，2013年より現職。編著書に『統治の不安と日本政治のリアリティ』（木鐸社，2019），『「日本人」は変化しているのか』（編著，勁草書房，日本社会心理学会第20 回出版賞），The International Encyclopedia of Political Communication, 3 Volumes（2015, Wiley-Blackwell），Social Network & Japanese Democracy（Routledge, 2011）他，著書・論文多数。

「2022年 『日本人の考え方　世界の人の考え方Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」