「社会を変える」のはじめかた 僕らがほしい未来を手にする6つの方法 (vita)

著者 :
制作 : 山崎亮  駒崎弘樹  佐藤大吾  ハリス鈴木絵美  原田謙介  坂田直樹 
  • 産学社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784782571064

作品紹介・あらすじ

きっかけは、目の前にあった!
博報堂の元広告マン、
注目の“ソーシャル議員"が初公開する
本当に社会が変わるノウハウ。

「社会のために何かしたい」
この国が抱えるさまざまな問題が表面化した今、
「このままでは日本はだめになってしまうのではないか」という危機感に目覚め、多くの人が動きはじめています。
2010年10月、広告会社で働く普通のサラリーマンだった僕は、
「政治を内側から変えたい」「自分たちの住むまちを、みんなの力で盛り上げたい」と、
国内外に広がるまちづくりのNPOの代表を務める傍ら、政治家を志すことにしました。
本書では、僕のこれまでの経験をもとに、東日本大震災以降に政治やまちづくりの現場で起きているさまざまな変化を、
できる限り分かりやすくみなさんにお話したいと思います。
これまでの経験のなかで感じたこと、気づいたこと、学んだこと、政治の内側にいる立場の自分だからこそ言える、
「社会の変え方」「政治の使い方」を、ありのままに伝えたいと思います。
ソーシャルデザインの現場に、これまであまり語られてこなかった「政治」という武器を取り入れると、
どんなことができるようになるでしょう?
本書でご紹介するさまざまな事例やソーシャルデザインの旗手との対談には、
あなたが明日からすぐに動き出すためのヒントが詰まっています。

感想・レビュー・書評

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  • 普通のビジネスパーソンから政治家(区議会議員)に転身した著者が、これまでの経験のなかで感じたこと、気づいたこと、学んだこと、政治の内側にいる立場だからこそいえる「社会を変える」のはじめかたを、ありのままに伝えるというコンセプトの本。
    著者の、等身大の政治についての考え、政治とのかかわり方に、ほぼ同じ世代の者として刺激を受けた。議員として政策を実現するまでのプロセスを明かしてくれているのが、興味深かった。「社会を変える」に向けて、一歩踏み出してみたくなる本である。

  • 改めて再読。社会を変えるには選挙権を持つ人の無関心、すなわち「諦め」が根本にある。この本では政治と生活者の距離が遠い、とあるが普通に生活していて、正しい政治的メッセージが入ってくることはなく、マスコミに湾曲された部分的に恣意的なメッセージとなっている。ここが根本原因。全ての政党の本意をフラットに見れるオープンな環境を作ればもっと興味を持つと思う。

  • 【わさ】
    気になってた内容は6章にしかなくて、つまり間違って購入した本。読んでません!NPO法人グリーンバード代表さんが、どうやっていろんな人を巻き込んで支持を集めたのかを書いた自著です。

  • NPOでまちづくりにかかわり、そこから地方政治に飛びこんだ新進気鋭からの提言。
    普通なら最大級の評価なのですが、議員という存在の理解が少し足りないのが、福嶋浩彦「市民自治」を読んだばかりだと見えてしまうので、少し差し引いてます。

  • 「社会を変える」と聞くと大きなことに思うけど、自分がまなざしていることもざっくり言えば「社会を変える」に繋がるんだ。勇気とやる気をもらった。小さな一歩から始めよう。

  • 著者の港区議会議員 横尾俊成氏はいわゆる「ソーシャル議員」無所属、一切のしがらみを立ち、純粋な市民の代表として活動する政治家の一人、と言われています。 

    内容は、若手議員らしく、エッジの効いた内容で、
    『「大きな声」しか届かない社会のカラクリ』『機能不全の行政と市民の対話の場』、また、博報堂時代に、政党のマニフェストを作成する現場での貴重な体験は、刺激的で読み応えがありました。

    また、「新しい公共」についても触れていて、
    「行政にあれもこれも「お任せ」するのではなく、任せる領域と市民が担う領域をきっちりわけて、市民側が提案したことに行政が参加する機会を設けるなど、お互いが得意なことを生かして、行政と市民が共同でやっていくことができれば町が抱えるさまざまな課題ももっと楽しく効率的に解決に向かうのではないか」と問題提起しています。

    私が個人的に注目したのは、著者が『世の中多くのNPOが「社会にいいこと」をしているのにあまり知られてない、NPOがかっこいい存在になり、多くの人が振り向くようになれば、きっと世の中はもっとよくなるはず』、という観点から『広く社会に訴えかける術としての「プロモーション」の重要性』も説いていたところです。

    最終章には、コミュニティデザイナーの山崎亮氏をはじめ6名の先進的な実践者とのインタビューも掲載されていています。

    全体的な印象として、現実的な分析とまちをよくしていきたいという熱い思いがバランスよく語られていて、まさに「クールヘッド&ホットハート」な良著だと思います。

  • 読了…

  • 調整がうまい人とビジョンのある人。調整力でしか偉くなれない時代に @ekotoshi は両方を兼ね備えた政治家になれる。がんばれ。

  • 著者の横尾さんは僕が参加しているグリーンバード代表です! 僕もやりたい事を全部やっていこうと思います! おすすめです(^_^)

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著者プロフィール

慶應義塾大学SFC研究所上席所員 /港区議会議員(無所属)・「みなと政策会議」幹事長/株式会社まちのプロデューサーズ代表取締役/早稲田大学→早稲田大学大学院→慶應義塾大学大学院/元博報堂/NPO法人グリーンバード前代表/著書に、『「社会を変える」のはじめかた』、『18歳からの選択』/博士(政策・メディア)。

「2023年 『〈マイノリティ〉の政策実現戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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