テロと殉教―「文明の衝突」をこえて

制作 : 丸岡高弘 
  • 産業図書
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784782801673

作品紹介・あらすじ

「テロとの全面対決」と「聖戦としてのテロ」という二つの「大きな物語」の覇権争いは世界になにをもたらしたのか。

感想・レビュー・書評

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  • ジム・ケペル『テロと殉教ー「文明の衝突」をこえて』産業図書、読了。物語(=構えとしての世界観)なしに人間は生きていくことができない。現在の注視すべき「物語」とはテロと殉教。大きな物語のヘゲモニーは何をもたらしたのか。テクノロジーを利用したストーリーの浸透は多様な物語を枯渇させた。

    「9・11テロ」以降の著者の現状分析と見通しには疑問が残るが、厄災の火種となりかねぬ大きな物語に洗脳・依存されるより、無数の「小さな物語」の混じり合いと共存を選択すべきなのだろう。『ジハード』よりは歯切れが悪いか……。

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プロフィール

Gilles KEPEL 政治・社会学者、パリ高等師範学校・パリ政治学院教授、イスラム主義・現代アラブ世界関連の著書多数。『ジハード―イスラム主義の発展と衰退』(産業図書、2006)は10カ国語以上に翻訳。

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