- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783400196
作品紹介・あらすじ
雨の日に留守番をする幼い少女の目に、そして胸に去来する一瞬一瞬のイメージが、繊細な水彩画と簡潔なことばによって、鮮やかにとらえられている。
感想・レビュー・書評
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▼首都圏にずっと住んでおり。長年一度は行ってみたかった石神井の<ちひろ美術館>にようやく家族と行ってきました。大変素敵な美術館で、催しも楽しかったです。
当然ながら、いわさきちひろさんの絵本が読み放題。はじめてじっくり拝見しました。どれもとにかく面白くてたまりませんでした(読む時間は10分とかからなかったりするんですが。読むことに費やした原資みたいなものと、読んだ体験の価値というのは別段比例しませんからねえ…何十時間と、何千円とかけて読んだものが別段なんともツマラナク、10分で立ち読みした絵本などから、人生変えるほどの衝撃を受けるなんてことは、よくありますよね)。
▼子供が雨の日にお留守番をしている。母親がぼちぼち帰ってくるはずだけど、まだ帰ってこない。外は雨が降っている。電話が鳴ったりする。なんだか不安でたまらない。あ、母親が帰って来た。よかったよかった。
▼という話なんですが、表現がすごい。心理の本質をえぐりぬいて、抽象的に具象化したような、それでいて実にラブリーでもう抱きしめたくなるよな。
いやもう語彙が足りませんが素晴らしかったです。衝撃で脱帽でした。これぁ、本当に世界に誇りたくなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ページを繰るごとに色が違ってるのがすごい。
電話にも怯えちゃう子どもの不安な気持ち…、
最後の、「あのねあのね…」っていう黄色いふくふくとした嬉しさが伝わってくる絵…
素晴らしい絵本です。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00213468
雨の日に留守番をする幼い少女の目に、そして胸に去来する一瞬一瞬のイメージが、繊細な水彩画と簡潔なことばによって、鮮やかにとらえられている。(出版社HPより) -
音やにおいを感じる絵本。
こども時代はいろいろなことが初めてでドキドキするし、不安もあって情緒は素直で揺らぎやすい。でも、親がきちんとその子を愛してあげて、それを言葉や行動でわからせてあげれば強い心を持てるようになっていくんだろうな。
愛されないこども時代を送った大人は可哀そうだな…とちひろさんの絵本を読むと思います。
お母さんにちょっとした感想でも何かしらの気持ちを素直に伝えられるってことは良いことだと思いました。 -
この絵を見ただけで、岩崎ちひろさんってすぐわかる。
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「梅雨」など雨に。 -
文字の量がとても少なくて、子ども(5歳)の反応は薄かった。あんまり共感できなかったのかな。けど、いわさきちひろさんの絵が素敵で母は満足でした。
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幼い頃の、少し怖い思い出を思い出した。