- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783400639
作品紹介・あらすじ
雪の日生まれのちいちゃんが、お誕生日にほしかったのは…。しあわせって、ささやかな願いが叶うことなのね-作者のやさしい声がきこえそう。
感想・レビュー・書評
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岩崎ちひろさんの絵本ですね。
小さな女の子のたんじょうび
ゆきのひにうまれた、おもいでをたいせつにする女の子
おかあさんも、ともだちも、いぬのぽちも、だいすきな女の子のおはなし
ちひろさんも冬にうまれた女の子なので、ほのかな想いでうまれた絵本かな、と思います。
ちょっぴり行き違いがあっても、やさしい心の温かみがあれば大丈夫だと語りかけてくる絵本ですね。
ちひろさんの絵が慈愛にみちています。
表紙の赤い帽子と手袋がとても心に染み込んできました。女の子の表情の愛らしさが、柔らかく慈しみの心がわいてきて印象的ですね。
人の優しさに平和の願いをこめて綴られる、ちひろさんの作品にいつまでも心の安らぎを感じられますように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
赤い帽子に赤い手袋。
うれしそうな女の子の表紙が、忘れられない1冊。
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雪が降ったせいか、小2の娘が「これ読んで!」と図書館から借りた本のなかから持ってきました。
いわさきちひろさんの唯一無二の絵は、ずーっと眺めていたいほど大好きで、この絵本も表紙の絵を見ているだけで和みます。
長野県には安曇野ちひろ美術館があるそうですが、そこに行ったらきっとわたし、絵を眺めすぎて出てこなくなるんじゃないか、と思っています。
あまりに絵本の絵だけを眺めすぎて、ストーリーは何回読んでも覚えられない絵本です(苦笑)
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昨年、12月15日に100回目の誕生日だったいわさきちひろさん。亡くなってから40年以上たちますが、いまも愛されている。
本名は松本知弘。福井県越前市に生まれる。絵を本格的に習い始めたのは14歳から。戦後、画家として生きていくことをきめて、息子の松本猛さんを深く愛し、絵のモデルにもしたという。流れるような絵、色合いやにじみで、かなしい思いや喜びが表す。たくさんの思い出が表情だけでなく、背中や自然の落ち葉から伝わってくる。女の子の気持ちをあざやかに表現している。 -
雪の降る日に生れた<ちいちゃん>は、あした五才の誕生日を迎えます。でも、きょうはお友達の誕生日パーティーなので、プレゼントとカードをもって出かけて行きました。バースディケ-キには、4本のロウソクの炎がゆれています。「あたしのときには もう一つ多い」と思いながら「フッ!」<ちいちゃん>は、ロウソクを間違えて消してしまったのです。 わざとやったわけではないけれど、気まずさのあまり、すっかり落ち込んでしまうのでした...。 消されたロウソクの悲しい昔の思い出が甦りました。 わざとか、そうでなかったのか?...
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表紙が大好きです。
お友達の誕生日会でろうそくを吹き消してしまった5歳の女の子。いじわるでもなんでもなく、自分の誕生日は次の日だったからね。気持ちが入ってしまったよね。
そのあと気まずくなった、それぞれの幼い子の気持ちを思うと切ない。
私の娘が雪の日に生まれ、大好きなちひろさんのこの絵本をいつか一緒に読もうと買いました。主人公の子より幼かった娘が、今では小学生。久しぶりにこの絵本を開いてみようかな。
奇しくも今、東京で雪が降り始めました。 -
こどもらしい淡い日々の情景。
親がちゃんとこどもを愛してあげれば、素直でのびのびとしたこども時代を送れるのだろう。
人の失敗をあげつらわない時代の雰囲気も良い。
にじんだ色合いの絵がステキ。 -
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「冬」に。 -
自分の誕生日に雪が降るとは。
特別な感じがして、春生まれの私からすれば羨ましいです。
間違って友達の誕生日cakeの蝋燭を消してしまったちいちゃん。
何もかもが嫌いになったから、話はどうなるのかハラハラしましたが、きちんと気持ち良く終われて安心しました。 -
子供の時、ちょっとしたことで寂しくなったり…。
そんな気持ちを思い出します。 -
表紙の赤い帽子と手袋の女の子の絵が
とても可愛らしいです。
おともだちの誕生日会で
まちがってろうそくの火を消してしまった女の子。
みんなに責められ逃げてしまいます。
明日はそんなちいちゃんの誕生日。
自分が生まれてきた日のように
お誕生日には雪を降らせてとお願いする・・・
終わりはあたたかい気持ちになります。