- Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783501459
作品紹介・あらすじ
鼻で歩き、鼻で獲物を捕える哺乳類。第二次世界大戦直後、鼻で歩く一群の哺乳類が南太平洋の島々で見つかった。ダーウィン研究所のシュテュンプケ教授が解明した驚くべき動物群とその進化の様相。動物学上、今世紀最大の発見。
感想・レビュー・書評
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市立図書館で見つけて衝撃を受けてから四半世紀以上…、ということで久しぶりに読んでみる。こういう本を楽しめる余裕は、いつになっても持っていたいものですね。
ちなみに、「ジェットハナアルキ(哺乳綱、鼻行目)における飛行の原理について」なる論文が附録でついていますが、こちらは現行の平凡社ライブラリー版にはありません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんというとぼけかた。タイトル、導入(序論のあと詩が入る)、章立て、図解、すべてがおとぼけ。かわいらしい、鼻で歩く新種の哺乳類の構造と生活を著した奇書。
ナイアールトテップのフィギュアとかぬいぐるみがあれば欲しいとずっと思っていたけど、今はトビハナアルキとかツツハナアルキ系統のぬいぐるみが欲しい! -
学校の図書館で読んで、ずっと捜してたのを最終的に文庫で手に入れた本。
ビキニの水爆実験の話を絡めてきたりするからうっかり信じかけたり(実は今でも実在したのか半信半疑………だって楽しいし)。
この本の御蔭で日高先生を知った。 -
大学生の頃、テレビで紹介していて、なぜか読んだ。空想上の生き物の話だが、学術ぽっく微細に書かれていて、読んでいるとほんとにいる生き物ような気がして来た。
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小~中学生くらいの頃に漫画でこの本を知り、原作を読んでカルチャーショックを受けた本。
数十年前に核実験で消滅してしまったハイアイアイ群島(諸島だったかな?)にのみ生息していたハナアルキ(鼻行類)の詳細な観察記録です。
読書中、挿絵のグロい生き物が夢の中に出てきて眠れない夜を過ごしました(涙
だけど実は作り事だったというオチがナイスです。 -
第二次世界大戦後発見された、怪しい(?)ほ乳類「鼻行類」についてのレポート。
つい最近、平積みになっている文庫版の本書を発見。思わず「この本を何で文庫にっ!?」と叫びそうになりました(失礼な反応でしたね。出版社の方ご免なさい)。この本の良さを多くの人に分かってもらう機会が出来たのは良い事です(^-^) -
ジェットハナアルキが読めるのは、思索社だけ!シュテュンプケ先生にお手紙を送ろう。<br>
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鼻で立ってゆったりと
ナゾベームが歩いてくる、
子供を引き連れて。
まだブレームには載っていない。 -
【おすすめポイント】南太平洋ハイアイアイ群島に生息していた鼻行目に分類される哺乳類の研究書、という態で書かれた、学術書の“パロディ”です。ので、メディアセンターではドイツ文学の棚に並べています。この本がフィクションと知らないと、本当にこんな生物がいたのか!?と思ってしまうリアルな描写です。不思議な生きものが生きている世界をぜひ楽しんでください。
【請求記号】940:St
【配置場所】1階新書庫右
【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB00089272 -
本物の理工書みたいな内容ですが、架空の脊椎動物のお話。あまりの詳しい解説ぶりに、本当に存在するのではと錯覚を起こしそうです。
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1941年 エイナール・p=シェムトクヴィスト氏によって発見された生物は、哺乳類で鼻がいろいろ多岐にわたる者であった!
さらにそこの土人は、生物学的に都合がいい環境を墨守する習俗があり、そんで以てその漂着者の流感でやられるのであった!!
描いてる人ドイツ人なのに「鼻を花弁に擬態」するナントカハナアルキがもふもふしてゐる。
こっちは「新種のハナアルキ」まで掲載!!お得!!