吉本隆明詩集 (現代詩文庫 第 1期8)

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  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783707073

感想・レビュー・書評

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  • 1948〜1957年の吉本隆明の詩がおさめられている。ものすごく厳しいところに身を置いて、凄まじい孤独のなかで書きつけられた言葉たち、といった風情に、わたしはこんなに厳しくあることも、孤独に耐えることもできないし、なんだかもうあまりに遠いところにいるのだなあと思って、吉本隆明が人間の生き様についてこんな風に考えて表現していたことを思うと、どうしようもない追いつけなさに絶望を感じた。吉本隆明は知的巨人、というイメージが強かったのですが、こんなに透明感ある詩を書くひとだったんですね。突き詰められた内省が装飾を排した透明感ある言葉でぽんと出されていて、悲痛な宣言とも取れるような詩が多かったりして、このひとについていきたい、このひとの言葉を残らず吸収したい、と思ってしまう若者がたくさんいたのも頷けるなあ、とおもった。

  • 2009/11/23購入

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プロフィール

1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。

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