本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783707073
感想・レビュー・書評
-
おもしろすぎて感想が溢れちゃった
https://note.com/niire/n/n5b7a6ca8df67?sub_rt=share_pw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1948〜1957年の吉本隆明の詩がおさめられている。ものすごく厳しいところに身を置いて、凄まじい孤独のなかで書きつけられた言葉たち、といった風情に、わたしはこんなに厳しくあることも、孤独に耐えることもできないし、なんだかもうあまりに遠いところにいるのだなあと思って、吉本隆明が人間の生き様についてこんな風に考えて表現していたことを思うと、どうしようもない追いつけなさに絶望を感じた。吉本隆明は知的巨人、というイメージが強かったのですが、こんなに透明感ある詩を書くひとだったんですね。突き詰められた内省が装飾を排した透明感ある言葉でぽんと出されていて、悲痛な宣言とも取れるような詩が多かったりして、このひとについていきたい、このひとの言葉を残らず吸収したい、と思ってしまう若者がたくさんいたのも頷けるなあ、とおもった。
-
2009/11/23購入
全5件中 1 - 5件を表示