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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783708049
感想・レビュー・書評
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堀口大學といえば訳詩が有名だが、本人の言葉のセンスがいいので、自作の詩も訳詩に劣らずうつくしく、優美で、あわくやさしい表情に満ちている。
かと思えばその調子のままで官能的な詩も書かれている。
なのにちっともいやらしく感じないのは、
女体のうつくしさへの純然なる賛美に埋め尽くされているからかもしれない。
「乳房 掌の恋人」
とかね。
こんなふうに褒められたら、きっと恋人も気持ちよかっただろうなあ、と想像する。
「はつ潮
半開のばらがこぼした花の露
ばら色にばらがこぼした月の露
初めての
今日があなたの月の日です
軽い頭痛とほてる頬
それにもやがて慣れませう」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ミューズ」「エロス」そう言えば聞こえはいいが、すこし私には合わなかったです…。
女性の体と性の詩が多すぎた。
『隕石』のようなすばらしい詩を期待したが少なかった。
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