続続・谷川俊太郎詩集 (現代詩文庫)

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  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783708766

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  • 「20億光年の孤独」、「六十二のソネット」など著者の初期の有名な詩集を含む。哲学的な響きを持つかと思えば、幼児向け言葉遊びのような詩まで。詩人の際立つような純粋さを感じる。巻尾の数名の作品論が解題的な位置づけで、味わいがある。荒川洋治氏が「これは青春の詩というよりも、ずいぶん思慮のある詩」だと書いている。また妻・佐野洋子が「谷川俊太郎の朝と夜」と題して、身近に見る谷川を諧謔的に紹介しているが、これがまた詩人のイメージ通りで愉快な文章。「六十二のソネット」の20「心について」の中からなぜか心に突き刺さった一節。「今 私に歌がない 私は星々と同じ生まれだ 私は心をもたぬものの子だ」
    また、詩集「どきん」の「みち」は高村光太郎「道程」を連想させる。「みちのおわったところでふりかえれば みちはそこからはじまっています・・・」

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著者プロフィール

谷川俊太郎(たにがわ しゅんたろう)
1931年、東京生まれ。父に、哲学者・谷川徹三。現在の東京都立豊多摩高等学校を卒業し、1948年頃から詩作の活動を開始。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』出版。以後詩、エッセー、脚本、翻訳などの分野で多岐に渡る活躍を続けている。
翻訳については、ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』や『スイミー』、ゴフスタインの絵本の数多くを手がける。詩集に『ことばあそびうた』、『みみをすます』、『日々の地図』、『はだか』、 『世間知ラズ』など、エッセー集に『散文』、『ひとり暮らし』、絵本に『わたし』『ともだち』『もこ もこもこ』、詩集に『シャガールと木の葉』、『すき』、『詩の本』、『トロムソコラージュ』など。
萩原朔太郎賞、鮎川信夫賞、三好達治賞、朝日賞など多くの受賞歴がある。

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