川田絢音詩集 (現代詩文庫)

著者 :
  • 思潮社
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本棚登録 : 25
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783708896

作品紹介・あらすじ

今日の代表的詩人を網羅し時代の言葉の可能性を最も遠くまで展望した最大かつ最高度の詩集シリーズ。既刊詩集の全て、数多くの未刊詩篇を収録。主要詩論、クリティック、エッセイなどを収録。多彩な書き下し作品論、詩人論を併録。

感想・レビュー・書評

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  • グエル公園を読んで衝撃を受けた詩集。

  • 感想がむつかしい。どの一行をとっても胸にひっかかって抜けない。刺さった棘。無理に引っ掻くと裂傷になるのでそのままにしておくしかない。いずれやがてゆっくり溶けて沁み入り血流となるだろう。元を正せば言葉の棘。が、なぜこれほどまでに。空を見上げてみる。永遠に続くと思っていた空が、透明な硝子によって遮断され、あっと思う間に罅入りそこから血が流れる。あれはわたしの体内に流れているはずの血なのになぜ空から?と、考える間もなくわたしはわたしに閉じ込められる。「ここでみんなに犯されたい」こんな感想しか書けない。生が滴る。

  • 「こねて混ぜあわせるように」と指示されてやってみるのだが、よく見るとそれは薄い二枚の布で、とても混じりあわず難しい。

  • きらめく晴天の絶望。

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プロフィール

詩人。一九四〇年、満州・斉斉哈爾生まれ。詩集に『空の時間』、『ピサ通り』、『悲鳴』、『サーカスの夜』、『朝のカフェ』、『空中楼閣』、『球状の種子』、『川田絢音詩集』、『泥土』、『雲南』、『それは消える字』、『流木の人』、『ぼうふらに摑まって』、『雁の世』(第23回萩原朔太郎賞受賞)。

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