- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783709572
作品紹介・あらすじ
今日の代表的詩人を網羅し、時代の言葉の可能性を最も遠くまで展望した最大かつ最高度の詩集シリーズ。既刊詩集の全て、数多くの未刊詩篇を収録。主要詩論、クリティック、エッセイなどを収録。多彩な書き下し作品論、詩人論を併録。
感想・レビュー・書評
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名古屋にある詩の本中心の専門店『書物の森』にて購入。(移転を重ねて今池にある)友部正人さんの歌声がいい。何かしら『渋み』?がある。ファンなのであります。CDも持っていて、あわせて聴いている。
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この方が、もともと詩人なのか歌手なのかは知らない。僕は、歌手としてこの方を知る。はじめ、琴線にを震わすメロディに夢中になったが、歌われている詩にも惹かれるようになる。
メロディを取り払っても、純粋で透明な詩たちである。 -
友部さんのうた、そして言葉は僕にとって最後に訪れた青春であるようにおもう。
そして恥ずかしながらその最後の最後での青春の一瞬の輝きから逃れられないで今まで生きてきてしまっている。
中古で買ったレコードプレイヤーで『誰も僕の絵を描けないだろう』を初めて聴いた夜が忘れられない。
この上なく透き通って、白黒の映画のようにざらついた夜だった。
あれからぼくはたくさんの濃厚な時間を過ごすことが出来た。
彼のレコードを初めて聴いた夜にはとてもじゃないけど想像出来ないことがいっぱいあった。
時折、疲れて頬杖をついていたとき、ふと目を上げ夜のガラスに映った自分が、『にんじん』の裏ジャケの友部さんのようで嬉しくて疲れなんて飛んでしまった。 -
こうしてにんじんみたいに手足をはやしているとまるでなにもかも悲しいみたいだよ。
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こんなん出ていたのですね!