子午線を求めて

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  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783715924

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  • タイトルの散文は、ジャック・レダというフランスの小説家と一緒に、グリニッジ子午線ではなく、パリ子午線上を探して歩くという物語。憧れの人と一緒に地平線上の真北から天頂を通って真南へ至る天球上の仮想的な大円を沿って歩き続けるということは、なんともロマンティックである。その他の2〜5章の散文も、仏の作家をもとにして物語で歩んでいく。いつもながらの美しい日本語によって、そこがフランスのスラム街(郊外)でも魅力的に感じる。わたしがもっとフランス語を知っていたらその音がこの本をよりロマンティックにするんだろうと思ってやまない。

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著者プロフィール

一九六四年、岐阜県生まれ。作家。著書に『おぱらばん』『熊の敷石』『回送電車』『ゼラニウム』『雪沼とその周辺』『魔法の石板――ジョルジュ・ペロスの方へ』『河岸忘日抄』『バン・マリーへの手紙』『彼女のいる背表紙』『正弦曲線』『書かれる手』『めぐらし屋』『なずな』などがある。

「2018年 『坂を見あげて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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