「妹」の運命―萌える近代文学者たち

著者 : 大塚英志
  • 思潮社 (2011年2月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783716686

「妹」の運命―萌える近代文学者たちの感想・レビュー・書評

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  • 近代文学(自然主義文学)に設定された「妹」。言文一致体によって「自我」のテンプレートを与えられた近代の女性像。しかし、それはあくまでも作家の都合によって与えられた人格で、本来の自我を持とうとすると作家によって言葉を取り上げられたり、狂気に陥れたりさせられる。水野葉舟、田山花袋、盟友の柳田國男、田山の「蒲団」のヒロインのモデルとされる永代美知代、その夫の永代静雄等の著作を手がかりに近代文学の「萌え」を読み解こうとする文学評論。あとがきによれば著者による一連の「柳田國男論」のスピンオフであり「サブカルチャー文学論」の「註」のようなものと位置づけられており、「少女民俗学」から連綿と続くものになるけれど、ここではサブカルチャーではなくてメインカルチャーたる純文学の評論である。読んでる時はワクワクと面白く読んでいたけれど、多分6割も理解できていない。でも面白かった!

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