本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783728443
作品紹介・あらすじ
反アカデミズムに徹し、時代の一歩先を黙々と走り続けた孤独と諧謔、神秘の作曲家エリック・サティの本邦初の選詩集。
感想・レビュー・書評
-
クラシックといわれる音楽も発表された当時にはポピュラー音楽だったはず。教科書にビートルズが取り上げられるくらいだから、ジョンやポールの肖像が音楽室に飾られるのも時間の問題。モーツアルトはエッチで変態的な愉しい手紙を残しましたが、サティも五線譜の隙間に詩のような戯言を残しました。手描きの書体も凝っていて、まるで音符が躍っているようにみえる。こじゃれたティールームなんかで気取ったBGMみたいに聴いたりしたら、ぜったいに、ぜったいに失礼。
行儀よくせよとか、笑うときは人に気づかれずになんて指示しても、あんなアリアを朗々と歌われたら、どないせえっちゅうねん。
*注釈など編者の思い入れが濃厚。いや、ここまで熱意が注げる対象と巡りあえるとはすばらしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示