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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783729273
作品紹介・あらすじ
笑いと風刺とペーソス。ケストナー博士の処方箋つき人生詩篇。使用法を読んで指示されたページをめくると、あなたの悩みはみごとに鎮静化する。真鍋博氏のウィットに富んだイラストを添えた、"使用法"付き詩の救急箱。
感想・レビュー・書評
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著者のケストナーは、『エミールと探偵たち』、『飛ぶ教室』、『二人のロッテ』などの児童文学で知られているドイツの作家ですが、詩集も数多く発表しています。本書に収められた、深みのある、ユーモアに富んだ詩は、何かしら感動を与えてくれることでしょう。
病気になった時、薬を服用すると症状が軽くなるように、嬉しい時、悲しい時、この本の目次を見て心の状態に合った詩を読み味わえば、慰めを得ることができると思います。“苦しみの共有は半分の苦しみ、喜びの共有は二倍の喜び”となることでしょう。
京都外国語大学付属図書館所蔵情報
資料ID:299870 請求記号:941||Kas詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケストナー作品を読むのは、この詩集が初めてです。ふっと笑える辛口ユーモアのおかげで、最後まで飽きずに読むことができました。提示された使用法は参考程度にとどめ、私は(勝手に)自分用の処方箋を作りました。(活を入れたいときは『教訓』と『警告』、ささくれ立った気分のときは『待ちに待った春が来た』、何かに脱力したときは『ある心臓病患者の日記』や『温泉療養所だより』を服用予定です)
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