注解する者: 岡井隆詩集

著者 :
  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783731399

作品紹介・あらすじ

あらゆる書物に遍在する注解の虫たち、ページの余白を自在に飛び交う疑い鳥たち。それらが岡井隆の脳で蠕動し、けたたましく啼く-「注解詩」という来るべき詩歌。

感想・レビュー・書評

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  • 毎日紙「今週の本棚」に曰く、<注解>にあたる言葉は、西洋では「舌」また「言葉」をあらわすギリシア語の「グロッサ」より派生している。舌の味分け、言葉の味読‥、歌人岡井隆はつねづね歌づくりのかたわら、古歌.秀歌をとりあげ、「グロッサ」の修練をしてきた。おそろしく舌がこえている、細部の吟味と味読において名人芸に達している。    -20100131

  • 20091001 浦安中央図書館 借入

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著者プロフィール

1928年名古屋市生まれ。慶應義塾大学医学部卒。内科医。医学博士。1945年17歳で短歌を始める。翌1946年 「アララギ」入会。1951年現在編集・発行人をつとめる歌誌「未来」創刊に加わり、逝去直前まで編集・発行人をつとめる。1983年歌集『禁忌と好色』により迢空賞受賞。2010年 詩集『注解する者』により高見順賞を受賞。2015年『暮れてゆくバッハ』(書肆侃侃房)。『『赤光』の生誕』など評論集多数。日本藝術院会員。2020年7月10日心不全のため死去。享年92歳。2022年に遺歌集『阿婆世』(砂子屋書房)が刊行される。

「2022年 『岡井隆の忘れもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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