清水澄子

著者 :
  • 信濃毎日新聞社
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784784099603

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 清水澄子は二人いた。
    一人は母親や大人から「全部悪い」と愛情を与えられぬことに悲観する少女。
    もう一人は、まだ年若いにもかかわらず、その名の通り澄み透った眼差で生と死の意味を感じ取ってしまった創作家。

    文学によって感性を研ぎ澄まし続けたために、生死への深い考察と現実の虚無に気付くところまでたどり着いてしまった。

    他の人なら、鈍感であるか、気づいても現世利益を求める故に気づいたことを軽んじるという方法で生きたであろうに。

全1件中 1 - 1件を表示

清水澄子の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×